学部・大学院区分学部
時間割コード0024102
科目区分文系基礎科目
科目名 【日本語】社会学
科目名 【英語】Sociology
主担当教員 【日本語】立川 雅司
主担当教員 【英語】TACHIKAWA Masashi
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅱ 木曜日 1時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,人文・社会科学系分野の学問体系を認識するとともに,自主的判断能力を培うことが目的である。
【目的】社会学における基礎概念を学び、社会学の基本的視点について理解を深める。前半は基礎概念を学ぶために、主要学説とその含意を学ぶ。そのうえで、こうした視点を現代における諸問題(特に地域、環境、食料など)の理解にどのように活かせるかを考える。【ねらい】こうした社会学的アプローチに関して理解を深めることで、現代社会に批判的視点を向けることができるようになることが最終的なねらいである。
授業の構成
1.イントロダクション:社会学的想像力
2.社会学古典理論:マルクス
3.社会学古典理論:デュルケーム
4.社会学古典理論:ヴェーバー
5.社会学古典理論:シカゴ学派
6.現代社会学理論:構造・機能主義
7.現代社会学理論:フランクフルト学派
8.現代社会学理論:ブルデュー
9.農村社会学:イエとムラ
10.地域社会学:コミュニティとネットワーク
11.環境社会学:公害から地球環境問題まで
12.食と農の社会学:マクドナルドとそのオルタナティブ
13.ジェンダーの社会学:性役割分業と社会
14.科学の社会学:専門家と市民
15.まとめ:社会学的分析の可能性
履修条件・関連する科目
履修要件は要さない。
成績評価の方法と基準
小レポート(40%)と期末試験(60%)による。毎回コメントカードの提出を求める。
履修取り下げ制度を採用
教科書・テキスト
教科書は指定しないが、参考書に掲げた文献や論文を授業中に指示する。
参考書
新睦人ほか著『社会学のあゆみ』有斐閣新書(1,404円、978-4641088573)
R.コリンズ『脱常識の社会学(第2版)』岩波現代文庫(1,339円、978-4006002848)
奥村隆『社会学の歴史Ⅰ』有斐閣(2,052円、978-4641220393)など。
注意事項
NUCTにプリントをアップロードするので、その予習・復習を行うこと。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
[Purpose] To learn basic concepts in sociology and deepen their understanding of the basic viewpoints of sociology. In the first half, learn the major theories and their implications to learn the basic concepts. Then consider how these perspectives can be applicable to contemporary issues (in particulra, rural/local society, environment, food, etc.).
[Aim] The ultimate aim is to gain a deeper understanding of these sociological approaches so that a critical viewpoint can be employed to modern society.

社会学を学ぶことは、当たり前と考えている日常を見つめ直すことにつながります。そのうえで、経済学や人類学、政治学、心理学など隣接する学問分野との発想や着眼点の違いに注意しながら社会学を学んでほしい。