学部・大学院区分学部
時間割コード0022443
科目区分言語文化
科目名 【日本語】英語(中級)
科目名 【英語】Academic English Intermediate
主担当教員 【日本語】秋田 喜美
主担当教員 【英語】AKITA Kimi
単位数1
開講期・開講時間帯Ⅱ 火曜日 4時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,専門的学習のツールとして外国語の能力を高め,異文化理解を深めて,国際社会に相応しい教養を育むことが目的である。そのねらいは、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語を使いこなす能力を身につけるところにある。論理的な英文のカギとなるエッセイの構造に着目し、目的に応じて必要な情報をいかに読みとるか、また逆に、自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかを学ぶ。将来、専門の論文を英語で読んだり書いたりする時に、指針となる英文構成法の基礎、および実際に役立つ英語表現を多く習得する。
授業の構成
この授業では、学術的なエッセイ・ライティングの基礎を実践的に学ぶ。学期を以下のように3分割し、学術論文収集・執筆への橋渡しとする。
レベル1:エッセイの基礎
レベル2:文献要約・批評
レベル3:調査レポート

具体的には、以下の項目をカバーし、これらの学習内容に基づきエッセイの相互評価を行っていく。
・エッセイの基本構造・種類
・役に立つ表現
・英文法の復習・裏話
・批判的思考
また、これらの項目の応用として、効率がよくかつ批判的なリーディングの訓練も行っていく。読み物としては、受講生の興味を踏まえつつ、英字新聞やウェブ記事の他、専門誌の論文要旨なども対象とする。

宿題の性質は以下の通りである。
・各回の内容を踏まえたエッセイをタイプして仕上げる。
・3回のライティング・コンテストに向け、インターネットやクラス内アンケートにより準備を行う。
履修条件・関連する科目
「英語(基礎)」の内容を習得済みであることを前提に授業を行う。
成績評価の方法と基準
エッセイ課題・相互評価(20%)、3回のコンテスト(30%)、「注意事項」にある課外学習および英語試験(50%)。
教科書・テキスト
配布資料。
参考書
必要に応じて紹介していく。
注意事項
課外学習として「ぎゅっとe」リーディングを課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。またTOEFLITP (Reading)およびCriterionの評価を30%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。英語検定試験による単位認定を申請する学生以外は、履修取り下げを認めない。
本授業に関する参照Webページ
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担当教員からのメッセージ
The purpose of this course is to help students improve their foreign language proficiency, understand foreign cultures, and acquire the knowledge required in a globalized society. Students are expected to master professional academic English. With a special focus on essay structures, students will learn how to extract necessary information effectively and write in a logical and persuasive manner. Students will also study sentence composition methods and useful expressions.
課外学習の説明資料は、アカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。
毎回、教員およびクラスメイトと英語で話し合うことが求められますので、積極的でサービス精神旺盛な姿勢が必要となります。始めからスムーズに話せる人などいませんので、単文、単語、フィラー、ジェスチャー、表情からでも発する練習をしていきましょう。また、ライティング課題では独創性や創造性も試されます。皆さんの柔軟な発想と出会えるのを楽しみにしています。