学部・大学院区分学部
時間割コード0022441
科目区分言語文化
科目名 【日本語】英語(中級)
科目名 【英語】Academic English Intermediate
主担当教員 【日本語】大名 力
主担当教員 【英語】OHNA Tsutomu
単位数1
開講期・開講時間帯Ⅱ 火曜日 4時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,専門的学習のツールとして外国語の能力を高め,異文化理解を深めて,国際社会に相応しい教養を育むことが目的である。そのねらいは、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語を使いこなす能力を身につけるところにある。論理的な英文のカギとなるエッセイの構造に着目し、目的に応じて必要な情報をいかに読みとるか、また逆に、自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかを学ぶ。将来、専門の論文を英語で読んだり書いたりする時に、指針となる英文構成法の基礎、および実際に役立つ英語表現を多く習得する。
授業の構成
 コースは大きく3部に分かれる。

 第1部では,英文の精読を行う。細かい文法や語句の解釈の確認なども行いながら,文章全体,段落内の構成に注意して内容を捉える練習を行う。

 第2部では,文章の構成がわかるように“英語で”ノートにまとめる訓練をする。最初に,自主作成教材を用いて,英語でのノートの取り方(語句の略記の仕方,箇条書きの仕方,段落のトピックの見つけ方,段落・文章の構成の捉え方,文章へのマーキングの仕方など)を学び,第1部で使用した文章をノートにまとめる練習をする。その後,新しい文章を使って,段落構成を押さえながら文章を読みノートに取る練習を行う。ノートテーキングの練習に用いる英文の多くは,A4で1枚から3枚程度の分量のもの。1週間に1つのペースで読んでいく。授業では,まず最初に,指定の形式(主としてアウトライン形式)でノートにまとめたものを課題として提出し,その後,各自が考えた文章構成でよいか,ディスカッションしながら確認していく。

 第3部では,ノートを基に,筆記/口頭で英文を再現する練習を行う。完成した文法的な英文ではなく,アウトライン式の,簡潔な(断片的な)英語で書かれたノートを基に,正しい英語の文章を書く/話す必要があるので,第1部・第2部において,使用する文章の内容および文法・語彙を十分よく理解しておく必要がある。

 授業では,受講生同士で確認しあったり議論したりしながら文章の解釈・構成を確認していくので,他の受講生と共同で作業することが求められる。
履修条件・関連する科目
特になし。
成績評価の方法と基準
対面授業における評価(50%, 毎週の課題,授業中の活動,小試験,学期末試験)および注意事項に書かれている評価項目(50%)による。
教科書・テキスト
プリントを使用する。
参考書
特になし。
注意事項
課外学習として「ぎゅっとe」リーディングを課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。またTOEFLITP (Reading)およびCriterionの評価を30%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。英語検定試験による単位認定を申請する学生以外は、履修取り下げを認めない。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
The purpose of this course is to help students improve their foreign language proficiency, understand foreign cultures, and acquire the knowledge required in a globalized society. Students are expected to master professional academic English. With a special focus on essay structures, students will learn how to extract necessary information effectively and write in a logical and persuasive manner. Students will also study sentence composition methods and useful expressions.
課外学習の説明資料は、アカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。