学部・大学院区分学部
時間割コード0022439
科目区分言語文化
科目名 【日本語】英語(中級)
科目名 【英語】Academic English Intermediate
主担当教員 【日本語】上原 早苗
主担当教員 【英語】UEHARA Sanae
単位数1
開講期・開講時間帯Ⅱ 火曜日 4時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,専門的学習のツールとして外国語の能力を高め,異文化理解を深めて,国際社会に相応しい教養を育むことが目的である。そのねらいは、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語を使いこなす能力を身につけるところにある。論理的な英文のカギとなるエッセイの構造に着目し、目的に応じて必要な情報をいかに読みとるか、また逆に、自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかを学ぶ。将来、専門の論文を英語で読んだり書いたりする時に、指針となる英文構成法の基礎、および実際に役立つ英語表現を多く習得する。
授業の構成
この授業では、英語で書かれたペーパーを読みながら論の構成・構造に慣れ親しみ、論理的な英文の組み立て方を学ぶ。適宜、グループ単位で英文の構造や内容について話し合い、理解を深めてゆく。また、他の受講生とディスカッションすることで、自身のライティングの課題を理解し、解決策を考える習慣を身につけてゆく。      

具体的な授業展開は以下のとおり。
1 オリエンテーション
  英語のパラグラフの構造および展開法の復習
2 英語のペーパーの構造
  序、本論、結論の流れについて学ぶ。
3 よい「序」とは
  Thesis statementの書き方について学ぶ。
4 よい「本論」とは
  「本論」の条件(ステイトメントではなく議論!)について学ぶ。
5 よい「結論」とは
  「結論」の条件(論の纏め)について学ぶ。
6 ライティングとクライテリオン
  クライテリオンの基準とは
  クライテリオンを意識しながらペーパーを書いてみる。
7 ペーパーライティング
  テーマを各自選び、実際に英語でペーパーを書いてみる。

*この授業はNUCTとZoomを併用して実施する。
履修条件・関連する科目
毎回、熱意をもって受講できること。グループ・ワークが多いのでディスカッションに積極的に参加できること。 
成績評価の方法と基準
オンライン授業50%(エッセイ、小テスト、ディスカッションへの貢献度)、ぎゅっとeの消化率20%、TOEFL-ITP(Reading)およびCriterionの結果30%。5回以上の欠席者は「欠席」とする。履修取り下げ制度は採用しない。
教科書・テキスト
プリント
参考書
英英辞書(OALD)が望ましい。
注意事項
課外学習として「ぎゅっとe」リーディングを課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。またTOEFLITP (Reading)およびCriterionの評価を30%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。英語検定試験による単位認定を申請する学生以外は、履修取り下げを認めない。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
The purpose of this course is to help students improve their foreign language proficiency, understand foreign cultures, and acquire the knowledge required in a globalized society. Students are expected to master professional academic English. With a special focus on essay structures, students will learn how to extract necessary information effectively and write in a logical and persuasive manner. Students will also study sentence composition methods and useful expressions.
課外学習の説明資料は、アカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。
毎年、希望者には、個人面談形式でエッセイのフィードバックを実施しています。メールにて面談時間を予約して下さい。
一昨年受講者のアンケートより:「最初は大変だったけれども、論文の書き方の手がかりが掴めた。」「留学を考えているので、レポートの書き方がわかってよかった。」「最初は英文を書くのが遅かったけれど、段々速くなっていくのが、自分でもわかった。」受講者は熱心でしたので、毎回、教室に行くのが楽しみでした。今年度もやる気のある学生の受講を望みます。