学部・大学院区分学部
時間割コード0022422
科目区分言語文化
科目名 【日本語】英語(中級)
科目名 【英語】Academic English Intermediate
主担当教員 【日本語】玉岡 賀津雄
主担当教員 【英語】TAMAOKA Katsuo
単位数1
開講期・開講時間帯Ⅱ 火曜日 4時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,専門的学習のツールとして外国語の能力を高め,異文化理解を深めて,国際社会に相応しい教養を育むことが目的である。そのねらいは、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語を使いこなす能力を身につけるところにある。論理的な英文のカギとなるエッセイの構造に着目し、目的に応じて必要な情報をいかに読みとるか、また逆に、自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかを学ぶ。将来、専門の論文を英語で読んだり書いたりする時に、指針となる英文構成法の基礎、および実際に役立つ英語表現を多く習得する。
授業の構成
本授業では,まず書かれた文を正確に理解するための語彙力,簡潔な文を書くための基本的な文法力,さらに習慣的な表現を学びます。そして語彙と文法の基礎能力に基づいて,簡潔な複数の文の組み合わせで,論理的な流れのパラグラフを書く能力を身に着けます。まず,自然環境,自然科学,産業,経済,健康,医学,対人関係などに関連した基本語彙を配布資料で集中的に学習します。また,視覚動詞,使役動詞,助動詞,時制,進行形,完了形などの述部表現,形容詞や関係代名詞などによる名詞句の修飾など,基本的な文法について学びます。また,多様な慣用的に使用される決まったフレーズを,30から40表現くらい学習して,その使い方を学びます。その上で,環境問題,企業の国際化などに関連した短いテキストを音声(聴解)および視覚(読解)提示で正しく理解して,それらの内容を,話したり,書いたりして,簡単に説明する練習をします。また,授業の最後では,まとまった論評をして学生間で議論(コミュニケーション)ができるように練習していきます。
履修条件・関連する科目
英語(初級)を履修していることが期待されます。
成績評価の方法と基準
中間試験(20%)と期末試験(20%)を行います。また,課題の説明と批評の文章(10%)を提出してもらいます。これに,課外学習の消化率(20%)とTOEFLおよびCriterionの試験(30%)を合わせて,100%で授業全体を評価します。
教科書・テキスト
語彙,文法,慣用的なフレーズ表現および課題テーマについては,授業中に資料を配布します。
参考書
課題のためのテーマや基本英語知識(語彙,文法,慣用表現)の資料は,授業で配布します。
注意事項
課外学習として「ぎゅっとe」リーディングを課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。またTOEFLITP (Reading)およびCriterionの評価を30%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。英語検定試験による単位認定を申請する学生以外は、履修取り下げを認めない。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
The purpose of this course is to help students improve their foreign language proficiency, understand foreign cultures, and acquire the knowledge required in a globalized society. Students are expected to master professional academic English. With a special focus on essay structures, students will learn how to extract necessary information effectively and write in a logical and persuasive manner. Students will also study sentence composition methods and useful expressions.
課外学習の説明資料は、アカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。
 本授業では,基本的な語彙と文法,慣習的なフレーズ,聴解,情報説明力の養成に焦点を充てて学んでいきます。そして,学術的な内容が,話せたり書けたりすることを目的としています。また,こうした学習の結果として,企業などで求められるTOEICや学術的な英語能力を測定するTOEFLの得点向上にも繋がるように授業が構成されています。真剣に英語を学ぶという姿勢をもって授業に挑んでください。