学部・大学院区分学部
時間割コード0022407
科目区分基礎セミナー
科目名 【日本語】基礎セミナーB
科目名 【英語】First Year Seminar B
主担当教員 【日本語】佐藤 康紀
主担当教員 【英語】SATO Yasunori
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅱ 火曜日 4時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,初年次生を大学教育へ導入し,自立した学習能力を身につけるとともに,文・理に共通した基礎的学力や技能を養うために,多面的な知的トレーニングによって,コモンベーシックとしての読み,書き,話す能力のかん養を図るとともに,真理探究の方法と面白さを学ぶことが目的である。
セミナーのテーマ:市民社会論の文献講読
授業の構成
広い意味で市民社会を論ずる古典又はそれに関連する文献の講読を行う。文献の選択は、基礎セミナーAにおける検討の成果や参加学生の関心などを踏まえて行われる。英文を扱う可能性があるので、留意されたい(もっとも、経験上、いわゆる”語学”の得手不得手は、あまり重要ではない)。
具体的には、各回の担当学生による要約・解釈(・翻訳)の作業をたたき台として、全員で疑問点などを確認し、議論を行う。

「新型コロナウイルス感染症における名古屋大学の活動指針」内の「教育」の活動レベルが3以下である場合に限り、感染防止に留意しながら対面で実施する。
同レベルが4以上である場合には、遠隔会議システムを用いて実施する。
履修条件・関連する科目
同じ担当教員による基礎セミナーAの履修を前提とする。
成績評価の方法と基準
授業中の発言の主体性・積極性で評価する。自主的なレポートの提出を歓迎する。
正当な理由なく3回以上欠席した者には、単位を認定しない。
学期途中で履修の取りやめを希望する場合は、担当教員の許可を必要とする。
教科書・テキスト
決定後、NUCTで告知する。
参考書
必要に応じて案内する。
注意事項
予め全員が文献の予定された範囲を精読してくることと、その作業を踏まえた議論への主体的な参加が求められる。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
The aim of this class is to build a foundation for thinking about civil society through interpreting and criticizing the ideas of classical thought.

基礎セミナーAが現実の問題に密着するというアプローチを採るのに対し、この基礎セミナーBでは逆に現実から一旦距離を取って大きく迂回するというアプローチを採ります。具体と抽象、リアルとフィクション、の間のダイナミックな往復の積み重ねを通じて、少しずつ認識を深めていくという体験を楽しんでいただければ幸いです。