学部・大学院区分学部
時間割コード0022331
科目区分文系基礎科目
科目名 【日本語】心理学Ⅱ
科目名 【英語】Psychology II
主担当教員 【日本語】金井 篤子
主担当教員 【英語】KANAI Atsuko
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅱ 火曜日 3時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,人文・社会科学系分野の学問体系を認識するとともに,自主的判断能力を培うことが目的である。
心理学は人間の心理についての科学である。本授業では人間の心理をさまざまな角度から明らかにした研究成果に基づいて、人間の心理の理解を深めることを目的とし、広範な心理学の知見を「教育と学び」という視点から検討する。
教育と学びに関する心理学における基本的な知見を理解し、日常生活に応用できる。
授業の構成
以下に紹介する教科書を用い、講義と参加者同士のディスカッションを中心に進めます。各回に、教科書の1章分または2章分のテーマを扱いますが、各回に扱うテーマは授業の進度により変動することがあります。

1.本授業のオリエンテーション、教育と発達
2.子どもの知はいかに発達するか、社会化する子どもたち
3.パーソナリティを形づくるもの、青年期の課題に立ち向かう
4.発達する教育者たち、学習の基礎を考える
5.教室での学びの構成、学ぶ意欲をいかに高めるか
6.学習のとらえ方と評価
7.学級集団の友人関係
8.教師-子ども関係がもたらすもの
9.教科外の学習の効用、異文化の教育の内と外
10.人とキャリア発達、進化するキャリア教育
11.児童・生徒が陥る心の闇
12.障害児の学びを支える
13.学校にせまる危機
14.心の問題を抱える子どもの援助に向けて
15.授業の総括
履修条件・関連する科目
履修条件なし
関連する科目 心理学Ⅰ
成績評価の方法と基準
授業およびディスカッションへの積極的な参加(4割)、定期試験(6割)、授業時間外の学習活動への参加状況(注意事項参照)による総合評価。私語や遅刻など他の受講者の迷惑となる行為をなす者は成績をFとします(欠席扱いしない)。
教科書・テキスト
速水敏彦(編) 『教育と学びの心理学-基礎力のある教師になるために』 名古屋大学出版会
参考書
講義中に適宜紹介します。
注意事項
試験を未受験の場合は欠席者とします(ただし上記欠席扱いしない場合を除く)。履修取り下げ用紙は用いません。心理学の研究手法への理解を深めるため、授業時間外の学習活動(研究や研究会への参加、レポート等から選択)への参加を評価し、成績に加点します(最大18点)。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
Courses designed to promote an understanding of the study of humanitiesand social sciences and to foster independent decision-making capabilities.

満足度は関与度に比例するという心理学の知見があります。積極的な参加を期待します。
また、「教育と学び」というタイトルですが、教員を希望する学生や現在の教育に問題意識を持っている学生はもちろんのこと、そうでなくてもいずれ親となり子どもを育てる際にも有用な知見となると思います。