学部・大学院区分学部
時間割コード0022311
科目区分言語文化
科目名 【日本語】英語(コミュニケーション)
科目名 【英語】Academic English Communication
主担当教員 【日本語】玉岡 賀津雄
主担当教員 【英語】TAMAOKA Katsuo
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅱ 火曜日 3時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,専門的学習のツールとして外国語の能力を高め,異文化理解を深めて,国際社会に相応しい教養を育むことが目的である。
リスニングとスピーキングを主としたコミュニケーションの能力を高める授業を行い、日常会話、さらにはディスカッションやプレゼンテーションのための基礎力を養成する。
授業の構成
授業では、国際的諸問題などのテーマを,英語で情報を収集し、そこから得られた情報を批判的に議論して(コミュニケーション)、英語でプレゼンテーションをするという一連の方法を学びます。そのために、個人、ペアあるいはグループで力を合わせて課題を達成していきます。手続きとして、Active Learningの以下の4つのステップでアプローチしていきます。

1.効率的な調査(effective reserach):テーマに関する情報を計画的に効率よく収集します。
2.批判的に考える(critical thinking):集めた情報を多様な角度から批判的に分析します。
3.協働作業(collaboration):テーマについての意見を共有して、統括します。
4.プレゼンテーション(presentation):テーマの情報、意見、提案などを効率よく報告します。

英語で発信される情報は膨大です。ステップ1では、そこから課題に関係した信頼性のある情報を効率的に収集します。ステップ2では、集めたテキスト、写真、図表などを合わせて、関連性を検討します。そして、データを意味的に繋ぎ、多様な視点から考察します。「批判的に考える」とは、否定的であるとは限りません。信頼できる情報に基づいて、情報を評価し、意見をまとめ、提案したりすることも批判的なアプローチです。ステップ3では、協働するチームを作って、情報交換を行い、意見や提案を出し合います。そして、報告型のプレゼンテーションを作成するためにチームメンバー全員が貢献できるように配置します。ステップ4では、導入、情報提供、意見・提案、結論とプレゼンテーションの基本構造に従って実際のプレゼンテーションを準備します。チームで話し合いながら調査結果の報告を作成し、英語でプレゼンテーションを行います。授業では、以上のActive Learningの流れで、課題設定からプレゼンテーションまで完成させていきます。
履修条件・関連する科目
英語(初級)を履修していることが期待されます。
成績評価の方法と基準
授業への貢献(10%、プレゼンテーションを含む),中間テストと期末テスト各20%,および「注意事項」にある課外学習および英語試験(50%)で評価します。
教科書・テキスト
課題のためのテーマや基本英語知識(語彙,文法,慣用表現)の資料は,授業で配布します。
参考書
特になし。
注意事項
課外学習として「Academic Express3」を課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。また、TOEFL ITP(Listening,Structure)の評価を30%とする。5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。英語検定試験による単位認定を申請する学生以外は、履修取り下げを認めない。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
The purpose of this course is to help students improve their foreign language proficiency, understand foreign cultures, and acquire the knowledge required in a globalized society. This course will help students improve their communicative ability and master basic skills for discussion and presentations.
課外学習の説明資料は、アカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。