学部・大学院区分学部
時間割コード0022140
科目区分文系基礎科目
科目名 【日本語】国際関係論
科目名 【英語】International Relations
主担当教員 【日本語】三浦 聡
主担当教員 【英語】MIURA Satoshi
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅱ 火曜日 1時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目の目的は,人文・社会科学系分野の学問体系を認識するとともに,自主的判断能力を培うことです。本講義のねらいは以下の3点です。
1. 国際関係への関心を高め、関連する新聞記事や資料を受講前よりも深く読む。
2. 国際関係(および世の中のできごと)の分析能力を養う。
3. グループディスカッションを含むグループワークに慣れる。
授業の構成
【以下、2020年8月31日更新】

本授業は遠隔で行う予定です。1. 担当者が提示する課題への受講者個人による取組と、2. オンラインでのグループディスカッションを、隔週で行う予定なので、必要なインターネット環境を整えて下さい。(ただし、状況や受講者数によっては、授業の進め方を変更することもあります。)

日本外交や日本を取り巻く国際環境については、皆さんの多くが一定の関心と意見を持っていることでしょう。しかし、それらは国際関係論の基本を踏まえない素朴で感情的なものにとどまっていないでしょうか。本授業は、国際関係について単なる感情や感想を越えて分析的に考えるための基礎を養います(担当者の専門は国際政治学なので、本授業では主に国際政治学の観点から国際関係を捉えます)。

本授業では、国際政治や日本の外交・国際関係について包括的・体系的な(教科書的な)講義を行うことはしません。代わりに、重要なトピックとして、COVID-19、米中関係、持続可能な開発(とくに「持続可能な開発目標(SDGs)」)を取り上げ、これらについて一緒に考えていきます。

受講者には、担当教員の講義を暗記するのではなく、自分で現状や原因についての問い(「~はどうなっているか」、「なぜ~なのか」、など)を投げかけながら考えることを求めます。受講者はまた、各自で考えるだけでなく、グループで議論することを通じて、分析的思考や複眼的思考を養うための基礎訓練を行います。
履修条件・関連する科目
(日本を含む)世界で起きている様々な出来事に関心を持っていること。

本授業は、楽をして単位を取得したい学生にも、ディスカッションやグループワークに真剣に参加しない学生にも、向いていません。
成績評価の方法と基準
平常点により評価します。
平常点には、1. 課題の提出(回答の内容)、2. 遠隔授業への参加(単なる出席だけではなく、ディスカッションやグループワーク等への積極的参加)、が含まれます。

ただし、受講者数次第では、受講者に不利にならないようできるだけ配慮しつつ、変更を加えることがありえます。

履修を取りやめる場合は、履修取り下げ届を提出する必要があります。
教科書・テキスト
とくになし。
参考書
適宜案内します。
注意事項
・本授業は、予め決められた予定・計画を忠実に遂行する授業とは異なり、国際関係の様々な動向や受講者の反応などを踏まえて、授業の内容と形式を柔軟に組み立てながら進めます。
・本授業では、講義内容をまとめたレジュメを配布しません。
・課題に取り組むために必要な資料を適宜、授業用ウェブサイトにアップロードする予定です。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
自分の意見を積極的に発表できる環境作りを心がけますので、人前で話すことに苦手意識を持っている人も恐れずに受講して下さい。能力よりも意欲が重要です。

The goal of this class is to foster intellectual and comprehensive decision-making abilities while its objectives are as follows:
1. To enhance students' interests in international relations;
2. To enhance analytical their skills; and
3. To get used to group works and discussions.