学部・大学院区分学部
時間割コード0021527
科目区分基礎セミナー
科目名 【日本語】基礎セミナーB
科目名 【英語】First Year Seminar B
主担当教員 【日本語】日栄 一真
主担当教員 【英語】HIEI Kazumasa
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅱ 月曜日 5時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,初年次生を大学教育へ導入し,自立した学習能力を身につけるとともに,文・理に共通した基礎的学力や技能を養うために,多面的な知的トレーニングによって,コモンベーシックとしての読み,書き,話す能力のかん養を図るとともに,真理探究の方法と面白さを学ぶことが目的である。
ピアノや記譜法、録音技術等と同様に今日のデジタルテクノロジーもまた今までの音楽のカタチを大きく変えようとしています。この授業ではデジタルテクノロジー を使た音楽制作を体験しながら「テクノロジーと音楽の関係性」について考えていきます。
授業の構成
この授業では,音楽の製作から発表までをおこないます。また、「テクノロジーと音楽と関係性」、「創造とは何 か」等いくつかのサブテーマについて実際の製作経験と照らし合わせながら考察していきます。

1.テクノロジーが音楽の進化にどのように関わってきたか考察する。
2.記譜法や録音技術がもたらした社会的影響について考察する。
3.デジタルテクノロジーとアートについて考察する。
4.音楽における、アナログ的な感覚、デジタル的な感覚について考察する。
5.音楽が日常空間にどのような影響をもたらすか考察する。
6.ネットワークが音楽にもたらした社会的影響について考察する。
7.芸術とはなにか討論する。
8.コンピュータを使って,日常空間との関係を意識した音楽を制作する
9.学内において作品の発表を予定。
 ・教員やTAは助言を行うが,学生の自主的な取組みが重要です。

「新型コロナウイルス感染症における名古屋大学の活動指針内教育の活動レベルが3以下である場合」における対面での実施内容
前述の1〜9の項目に準じ授業を行うが、「9.学内において作品の発表を予定」については、その時点での状況により別の発表方法をとる可能性があります。

「同レベルが4以上である場合におけるICTを使った遠隔授業における実施内容」
オンラインの授業では前述の1〜9の項目に準じリアルタイムの授業を予定しているが、一部動画などで学習をする場合があります。
8,9の項目については、PCで音楽を製作する制作環境が整わない場合は変更する可能性があります。
履修条件・関連する科目
履修条件:音楽の経験は問わないが、意欲的に授業に参加し制作や発表を行えること。
関連科目:現代芸術論,表象芸術論,音楽芸術論,芸術と人間精神(いずれも全学教養科目)
成績評価の方法と基準
履修取り下げ制度は採用しない。 成績評価は出席状況、課題作品、レポート、プレゼンテーションの内容等から総合的に評価する。
教科書・テキスト
使用しない。 授業内でプリントの配布またはwebサイトを使用する。
参考書
必要に応じて授業で紹介する。
注意事項
教室外で授業や発表を行う場合があります。
課題制作等授業時間外での作業がありますので了承した上で授業への参加をしてください。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
Enjoy the process of creating enabled by flexibly utilizing daily pro-gressive technologies.

日々進化するテクノロジーに対し柔軟な発想で向き合い、それらを用いて創造するプロセスを楽しんで頂きたい。