学部・大学院区分学部
時間割コード0021525
科目区分基礎セミナー
科目名 【日本語】基礎セミナーB
科目名 【英語】First Year Seminar B
主担当教員 【日本語】瀧口 金吾
主担当教員 【英語】TAKIGUCHI Kingo
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅱ 月曜日 5時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,初年次生を大学教育へ導入し,自立した学習能力を身につけるとともに,文・理に共通した基礎的学力や技能を養うために,多面的な知的トレーニングによって,コモンベーシックとしての読み,書き,話す能力のかん養を図るとともに,真理探究の方法と面白さを学ぶことが目的である。
「本授業の主題:身近な生物学的話題の科学的批判評価」
現在、病気や健康など、生物学と関連深い情報が溢れています。本授業では、それらへの議論検証を重ねることで、科学に必要な批判的な考え方を身に付けることが狙いです。
授業の構成
各出席者には、自分が担当する回までに、身近な生物学的な話題を1つ取材しておいてもらいます。そして、それらの信頼度について、なるべく生物学的な根拠に基づいて、授業の初めの方で簡単に発表報告してもらいます。
その後、発表報告してもらった身近な生物学的な各々の話題や事物に対して、その真贋や信頼度について、生物学やその他の科学的な知識に基づいて、参加学生全員と教員とで議論し検証していきます。

授業の実施方法については、「新型コロナウイルス感染症における名古屋大学の活動指針内、教育の活動レベルが3以下である場合」には、対面での実施を予定しています。
但し、先述の教育の活動レベルが4以上である場合(秋学期当初に対面で授業を開始した場合も、学期途中において教育の活動レベルが4以上となった場合も含む)には、ICTを使った遠隔授業で実施します。
なお、対面で実施する場合も、ICTを使った遠隔授業で実施する場合も、内容に変更はありません。
履修条件・関連する科目
履修条件は要さない。関連科目としては、生物学関連科目一般が挙がられるが、必須ではありません。
成績評価の方法と基準
出席、各自の担当回における話題への調査・口頭発表の内容、質疑応答等の各回授業中における状況、これらを総合的に判断して評価する。履修取下げを希望する場合は、担当教員の許可を必要とする。調査・口頭発表を行わなかった場合、評価は「F」とする。
教科書・テキスト
教科書は指定しないが、必要に応じて資料を配布する。
参考書
必要に応じて資料を配布する。
注意事項
出席者には、自分が担当する回までに、身近な生物学的な話題を1つ取材しておいてもらい、それらの信頼度について、なるべく生物学的な根拠に基づいて、授業の中で発表報告してもらいます。話題は極身近な簡単なもの、例えば古くからの言い伝えなど、でも構いません。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
This course introduces first-year students to university education, develops independent learning abilities, and develops multi-faceted intellectual training in order to develop basic commons to writing and science. The aim is to develop the ability to read, write, and speak as a general background, and to learn the ways of seeking truth.
"Theme of this class: Scientific criticism of familiar biological topics" There are lots of information related to biology, such as illness and health, all around us. So, are they all just reliable? In this class, the aim is to acquire critical thinking that is necessary for science.

今私たちの周りを非常に多くの情報が取巻いています。それらを冷静に判断する能力を身に付けること、さらには今後、大学の構成員として研究を進めて行く際の批判的精神の礎にしてもらうこと、これらが狙いです。
従って授業では、事の正否、結論が正しいか誤りか、ではなく物事を論理的に見て考える過程を重要視します。実際、教員自身、正解が何か知らない事や分からない事で、この世は一杯です。
是非、学生の皆さんには、気軽に(しかし勿論、真面目に)参加してもらえればと思っています。