学部・大学院区分学部
時間割コード0021521
科目区分基礎セミナー
科目名 【日本語】基礎セミナーB
科目名 【英語】First Year Seminar B
主担当教員 【日本語】日比 嘉高
主担当教員 【英語】HIBI Yoshitaka
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅱ 月曜日 5時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は、初年次生を大学教育へ導入し、自立した学習能力を身につけるとともに、文・理に共通した基礎的学力や技能を養うために、多面的な知的トレーニングによって、コモンベーシックとしての読み、書き、話す能力の涵養を図るとともに、真理探究の方法と面白さを学ぶことが目的である。
授業テーマは「表現のレッスン 読むこと、調べること、伝えること」である。
目標の一つは、大学における基礎的スキルとして、読み、調べ、伝える力を向上させること。もう一つは、より豊かに言語芸術の表現に向き合えるようになることである。とりわけ今学期は、パソコンを用いたオンラインのスキルに重点を置く。
授業の構成
※ 初回はオンラインで行う。参加方法はNUCTで指示をする。2回目以降は、新型コロナウイルス感染症における名古屋大学の活動指針内教育の活動レベルが3以下である場合、対面での授業を行う(混ぜる)ことも検討する。対面/オンラインの選択は、初回に学生と教員で相談する。

この授業では、近現代の小説や詩などの言語表現作品を題材とし、参加した学生がそれぞれ自身で設定したテーマをもとに、読み、調べ、伝えることを学ぶ。具体的な課題は以下の通り。
基礎編では「他者紹介」と「ビブリオバトル」を通して、プレゼンテーションする自分自身のことばを磨く。実践編では、自分自身の関心に基づいたテーマ・作品を選定し、初歩的な調査を行い、その報告を行う。


1.イントロダクション
2.学生による発表、検討、考察
     基礎編 他者紹介
          ビブリオバトル
     実践編 調査と報告1 分析対象の選定
              2 情報(先行研究など)を集める
              3 問題の設定
              4 発表 紙資料での発表
              5 発表 プレゼンテーションソフトでの発表

3.まとめ
履修条件・関連する科目
学生の参加型の授業となる。プレゼンテーションや参加者相互の議論が多く課される予定であるため、それに主体的に関わること。
成績評価の方法と基準
出席、演習発表の達成度、授業への参加姿勢、レポートの完成度を総合的に判断する。配点比率はとくに定めないが、約8割以上の出席を前提に、各課題の評価を総合することとする。
教科書・テキスト
授業時に指示する。
参考書
授業時に指示する。
注意事項
毎回出席を取る。一定の出席率以上を単位取得の必要条件とする。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
The aim of this course is to help students acquire the necessary skills and knowledge needed to
achieve a better performance in their university studies.
It enhances the development of students’ skill in reading, researching, communicating, and also
considering the expression of modern Japanese literature and other linguistic arts.

読むこと、調べること、伝えることを、私たちはとくに意識することなく自然に行っています。しかし、その力は磨くことによって、より向上させることができます。
文系・理系を問わず、また学術・学術以外を問わず、書かれていることを正確に読み取り、また考えたことをわかりやすく伝えることは、在学中も、そして卒業後においても重要です。この授業では、具体的な課題に継続して取り組みながら、汎用的であり、かつ専門性の土台ともなるリテラシー(読み書き能力)を高めます。