学部・大学院区分学部
時間割コード0021515
科目区分基礎セミナー
科目名 【日本語】基礎セミナーB
科目名 【英語】First Year Seminar B
主担当教員 【日本語】植村 立
主担当教員 【英語】UEMURA Ryu
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅱ 月曜日 5時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,初年次生を大学教育へ導入し,自立した学習能力を身につけるとともに,文・理に共通した基礎的学力や技能を養うために,多面的な知的トレーニングによって,コモンベーシックとしての読み,書き,話す能力のかん養を図るとともに,真理探究の方法と面白さを学ぶことが目的である。
「セミナーのテーマ:長期間のデータから学ぶ気候変動」
本セミナーでは、地球の気候が、どの程度、どのように変動し、人類や生物圏と関連していたのかについて、最近の研究を踏まえて、学び、考える。
授業の構成
「セミナーのテーマ:長期間のデータから学ぶ気候変動」
地球温暖化をはじめとした気候変動が高い関心を集めている。将来の人為的な影響による地球温暖化以外にも、過去の長期間にわたって、地球の気候は変動していた。本セミナーでは、過去の長期間にわたって、地球の気候が、どの程度、どのように変動し、人類や生物圏と関連していたのか、について、最近の様々な科学的な研究を踏まえて、学び、考える。各自が興味をもったサブテーマについて、調べた成果を発表し、議論することで、問題と未解明点を明確にし、理解を深める。
文献や学術情報を調べる力、論理的な思考能力、プレゼンテーション力等を身につけることが本授業のねらいである。

1.イントロ 自己紹介
2.過去の気候変動に関する基礎的な学習
3.初期のサブテーマの決定
例・太陽と気候変動(ミランコビッチサイクル)
例・人類は8千年前から気候変動に影響を与えてきたか?
例・海水準はなぜ変動したのか?
例・小氷期の気候変動の実態と人類社会の関係
4~12. 調査、発表と討論、再調査、学んだことを踏まえたサブテーマの再設定
13~15.最終的な発表と討論

最新の研究は英語の学術文献がほとんどである。そのため、進捗状況に応じて必要なら英語で学術論文を探す方法や、論文の読み方なども学習する。
履修条件・関連する科目
履修条件は要さない。「学期途中で履修の意思がなくなった場合,履修取り下げ届を提出する必要がある。地球や気候変動に興味があり、主体的に取り組めること。また、英語の文献を調べることがあるので、英語に抵抗がないこと。
成績評価の方法と基準
授業への積極的参画(50%),発表(50%)で評価する。
教科書・テキスト
必要に応じて授業で示します。
参考書
チェンジング・ブルー-気候変動の謎に迫る (岩波現代文庫)
大河内 直彦
ISBN-10: 4006032803
注意事項
参考書や文献の該当箇所を予習して授業に出席すること。
本授業に関する参照Webページ
http://has.env.nagoya-u.ac.jp/~uemura/
担当教員からのメッセージ
Courses designed to develop students' capabilities in the basic disciplines of reading, writing, and speaking through wide-ranging intellectual training and to help students learn both how to pursue truth and how interesting such an activity can be. Topic: Long term climate changes.