学部・大学院区分学部
時間割コード0021409
科目区分理系基礎科目
科目名 【日本語】電磁気学Ⅰ
科目名 【英語】Foundations of Electromagnetics I
主担当教員 【日本語】堀 勝
主担当教員 【英語】HORI Masaru
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅱ 月曜日 4時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,自然科学系分野の学問体系を認識するとともに,自主的判断能力を培うことが目的である。
本講義では、現代科学技術における重要な基礎分野の一つである電磁気学を学び、その基本概念と手法について理解を深めるとともに、電磁気学とその概念を利用した理工学分野を学ぶための基礎学力を養う。本講義では、真空中や誘電体および導体をふくむ空間に、電荷が分布していて時間的に変化しない静的な電場について学ぶ。
授業の構成
1.ベクトル解析
2.真空中の静電場
   ク-ロンの法則
   電界
   ガウスの法則
   電位
   電気双極子
   ポアソンの方程式とラプラス方程式
   導体計の静電界
   電場のエネルギー
3.誘電体をふくむ系の静電場
   誘電体と誘電分極
   誘電体をふくむ系の電界
   誘電体中に蓄えられるエネルギー
   誘電体中の境界面に働く電電力
   静電界の解法
履修条件・関連する科目
工学部3系(電気電子・情報系)の学生には、本科目は卒業要件として必須である。
成績評価の方法と基準
期末試験、中間試験、演習、レポートで評価する。成績評価基準は、『全学教育科目の履修の手引き』を参照。学期途中で履修の取りやめを希望する場合は、担当教員の許可を必要とする。
教科書・テキスト
後藤俊夫他著 「電気磁気学新版」朝倉書店
ISBNコード:9784254220513
参考書
授業で資料を配布する。また、必要に応じて授業中に指示する。
注意事項
授業内で指定する主題についてレポートを課す。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
The purpose of this course is to recognize academic systems in the field of natural sciences and to cultivate voluntary judgment skills.
電磁気学は、科学技術の根底をなす重要な基礎学問をなしている。最先端のエレクトロニクスを話題に取り上げながら、電磁気学の習得が将来どのように役に立つのかを関連付けて講義を行うことで、基礎学力を高めるとともに視野を広げられる、活力ある講義となるように心がけたい。