学部・大学院区分学部
時間割コード0021408
科目区分理系基礎科目
科目名 【日本語】物理学基礎Ⅱ
科目名 【英語】Fundamentals of Physics II
主担当教員 【日本語】北口 雅暁
主担当教員 【英語】KITAGUCHI Masaaki
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅱ 月曜日 4時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,自然科学系分野の学問体系を認識するとともに,自主的判断能力を培うことが目的である。
基本的な電磁気の法則を理解し、身近に利用されている電子機器や測定機器の動作原理であることを学び、議論できるようになることが目標である。
授業の構成
1.静電気
 電荷のつくる電界(点電荷のつくる電界、電気力線、ガウスの法則)
 電位(静電ポテンシャル、電界と電位差)、双極子、電界中の運動
 導体と静電誘導、誘電体
2.電流
 導体と絶縁体、定常電流(電子の流れとしての電流)、電気抵抗(オームの法則)
 電気回路(ブリッジ回路)、コンデンサー(電気容量、コンデンサーの並列、直列接続)
 半導体(トランジスターの原理、増幅の原理)
3.磁気
 電流のつくる磁界(コイルのつくる磁界、アンペールの法則)
 磁石(磁界、磁界中の電流が受ける力、磁束密度、磁性体)、
 電磁力の利用(モーターなど)、磁界中の荷電粒子の運動(ローレンツ力)
4.電磁誘導
 電磁誘導(電磁誘導の法則、発電機の原理、電磁調理器の原理)
5.交流と電磁波
 交流(交流の周波数、位相、実行値)、コイルのインダクタンスの影響、
 充電器の原理(60ヘルツの交流を直流に変換する方法)
 電磁波の性質(波としての性質、偏光と液晶パネルの原理)
履修条件・関連する科目
高校で「物理」を履修していなくともよい。
「物理学基礎I」を履修していることが望ましいが、必須ではない。
来年度に「物理学実験」を受講する学生はこの講義を履修していることが望ましい。
成績評価の方法と基準
履修を取り下げる場合は、履修取り下げ届を提出すること。出席(33%)、毎回提出する演習問題のレポート(33%)と、期末試験(34%)で評価する。レポートはTA(院生)に添削してもらうが、回答の他に質問を書き込むことも歓迎する。
教科書・テキスト
必要に応じて授業で示す。
参考書
「電磁気学」 永田一清 著 東京教学社
注意事項
授業の復習に相当するレポート課題が毎回出される。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
The aim of this course is an understanding of basics of electromagnetics.
The objective is to learn and to discuss how the familiar apparatus works.