学部・大学院区分学部
時間割コード0021321
科目区分言語文化
科目名 【日本語】英語(中級)
科目名 【英語】Academic English Intermediate
主担当教員 【日本語】長畑 明利
主担当教員 【英語】NAGAHATA Akitoshi
単位数1
開講期・開講時間帯Ⅱ 月曜日 3時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,専門的学習のツールとして外国語の能力を高め,異文化理解を深めて,国際社会に相応しい教養を育むことが目的である。そのねらいは、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語を使いこなす能力を身につけるところにある。論理的な英文のカギとなるエッセイの構造に着目し、目的に応じて必要な情報をいかに読みとるか、また逆に、自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかを学ぶ。将来、専門の論文を英語で読んだり書いたりする時に、指針となる英文構成法の基礎、および実際に役立つ英語表現を多く習得する。
授業の構成
・ニュース記事を読んで、英語の読解力を養うとともに、英文エッセイの書き方を学び、実践する。基礎的な文法事項・構文等を確認し、語彙を増やす。
・授業は原則的に教科書に従って進める。時間的余裕があれば、英語による発表を行い、英字新聞の見出しの読み方も学ぶ。ときに小テストあり。
・英語及びアメリカを中心とする英語圏文化についての一般常識も適宜習得してもらう。学期中に1、2曲英語の(古い)歌も歌ってみる。
・記事のトピックは次の通り。章の数が多いので、取捨選択する。

​Ch. 1: Books! Bring a Bright Future to Children
Ch. 2: Brew Sake with Fresh Ideas!
Ch. 3: A Unique Tour Guide
Ch. 4: A Banana with an Edible Peel
Ch. 5: Too Crowded to Carry It on Our Backs!
Ch. 6: Monitoring Kid's Phone Use
Ch. 7: Learn about Your Pet Dog at the Museum
Ch. 8: Dream of Space Tourism Comes True
Ch. 9: Save the World from Garbage!
Ch. 10: Manga Featuring the Elderly
Ch. 11: Why Not Go to Kyoto?
Ch. 12: To Be More Eco-friendly
Ch. 13: A Pleasant Night's Sleep at a Capsule Hotel
Ch. 14: Healthy Lifestyles Discount Premium
Ch. 15: Stylish Sweden vs. Traditional India
​以下略(https://www.kinsei-do.co.jp/books/4098/ を参照のこと)。
履修条件・関連する科目
学習に対する意欲。向上心。基礎的な文法力。社会的関心。「英語(基礎)」の単位を取得していることを前提として授業を行う。
成績評価の方法と基準
「ぎゅっとe」20%、授業点(発表、作文、発言など)30%、期末試験50%の予定。基礎的な文法力を単位取得の条件とする。
教科書・テキスト
村尾純子 / 深山晶子 / 椋平淳 / 辻本智子 / Ashley Moore, Insights 2020(世界を読むメディア英語入門) (Kinseido) 978-4-7647-4098-3
参考書
ジェイムズ・H・M・ウェブ『日本人に共通する英語のミス151』(増補改訂版)(ジャパンタイムズ)。マーク・ピーターセン『日本人の英語』(岩波新書)。ケリー伊藤『英語ロジカル・ライティング講座』(研究社)。その他必要があれば、授業HPにて、また、授業中に教室で紹介する。
注意事項
課外学習として「ぎゅっとe」リーディングを課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。またTOEFLITP (Reading)およびCriterionの評価を30%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。英語検定試験による単位認定を申請する学生以外は、履修取り下げを認めない。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
The purpose of this course is to help students improve their foreign language proficiency, understand foreign cultures, and acquire the knowledge required in a globalized society. Students are expected to master professional academic English. With a special focus on essay structures, students will learn how to extract necessary information effectively and write in a logical and persuasive manner. Students will also study sentence composition methods and useful expressions.
課外学習の説明資料は、アカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。
(注意事項続き)
・遅刻2回で欠席1回分とみなす。また、30分以上の遅刻は欠席扱いとする。
・私語、ケータイ、睡眠禁止。必要に応じてネットにアクセスしてもらう場合がある。
・作文における「剽窃」、定期テストのカンニングは成績不可。期限後の提出物提出は評価 1/2。
(アドヴァイス)
・卒業時の英語の力が入学時よりも高くなることを目指して学習しよう。
・少し背伸びしてもよいので、英語の新聞・雑誌、やさしめの小説などを読んでみよう。あるいは、英語のテレビ番組やネットの番組(TED など)を見てみよう——日本語字幕ではなく、英語字幕を使ってみよう。TED おすすめ:"Evelyn Glennie Shows How to Listen"。
・自分でセンテンスを作り、使ってみることが大事。話すときは、まず主語を言い、それに続く動詞を言う癖をつけるとよい。
・予習の際には音読奨励(読めない単語は発音を確認すること)。