学部・大学院区分学部
時間割コード0021205
科目区分言語文化
科目名 【日本語】英語(中級)
科目名 【英語】Academic English Intermediate
主担当教員 【日本語】土居 峻
主担当教員 【英語】DOI Schun
単位数1
開講期・開講時間帯Ⅱ 月曜日 2時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,専門的学習のツールとして外国語の能力を高め,異文化理解を深めて,国際社会に相応しい教養を育むことが目的である。そのねらいは、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語を使いこなす能力を身につけるところにある。論理的な英文のカギとなるエッセイの構造に着目し、目的に応じて必要な情報をいかに読みとるか、また逆に、自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかを学ぶ。将来、専門の論文を英語で読んだり書いたりする時に、指針となる英文構成法の基礎、および実際に役立つ英語表現を多く習得する。
授業の構成
この授業では、英語(基礎)で学んだパラグラフについての知識を復習し、さらに発展させてエッセイの基本的な構造を学ぶ。エッセイの構造を学ぶことによって、わかり易い文章を書けるようになり、読解時にも効率的に内容を把握できるようになる。
毎回の授業では教科書にある手本のエッセイを読み、その構造を分析する。また、課題としてそれらを真似て作文を数回提出してもらうが、書いたものをクラスメイトと交換して互いに読み、構造と内容が正確に伝わっているかを確認する。クラスメイトからのフィードバックを元に修正したものを提出し、教員がそれに対して添削する。
最終的には英文エッセイが楽に書けるようになることを目標とする。

※初回の授業に必ず出席すること。授業の進め方や概要を確認する。
履修条件・関連する科目
英語(基礎)が既修であることを前提とする。
2年時の英語科目を履修する上での基盤となる。
成績評価の方法と基準
授業への参加度10%、課題提出物40%、課外学習20%、 TOEFL-ITP (Reading) および Criterion 30%による総合評価。剽窃をした者は、不正行為として厳しく対処する。
教科書・テキスト
Skills for Better Reading: Structures and Strategies (Yumiko Ishitani, John Wallis, and Suzanne Embry) Nan'un-do. ISBN: 9784523176039
参考書
特に指定しない。但し、各自で辞書を準備しておくこと。
注意事項
課外学習として「ぎゅっとe」リーディングを課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。またTOEFLITP (Reading)およびCriterionの評価を30%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。英語検定試験による単位認定を申請する学生以外は、履修取り下げを認めない。
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
The purpose of this course is to help students improve their foreign language proficiency, understand foreign cultures, and acquire the knowledge required in a globalized society. Students are expected to master professional academic English. With a special focus on essay structures, students will learn how to extract necessary information effectively and write in a logical and persuasive manner. Students will also study sentence composition methods and useful expressions.
課外学習の説明資料は、アカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。
○授業には辞書を持参すること。電子辞書でも紙媒体の辞書でも構わない。どの辞書も万能ではなく、英和・和英・英英の辞書にも様々なブランドがあることを認識しておいて欲しい。
○文法を重点的に学習することはしない。各自で高校までの復習をしておくこと。但し、わからないことがあれば、遠慮なく質問すること。
○指名されたら必ず何か内容のあることを答えること。「わかりません」はダメ。間違えたからといって、減点されたりすることはない。皆のために代表して間違えることは、むしろ歓迎されるべきことである。
○他の受講生との共同作業もある。遅刻や欠席、忘れ物など、迷惑を掛けることのないように気を付けること。
○現在はテレビやインターネットなど、英語に触れる機会が多くある。英字新聞や英文雑誌も手に入れやすくなっている。それらを最大限に活用し、自発的に学習を続けていってくれることを期待する。