学部・大学院区分学部
時間割コード0021128
科目区分理系基礎科目
科目名 【日本語】力学Ⅱ
科目名 【英語】Foundations of Mechanics II
主担当教員 【日本語】鈴木 教和
主担当教員 【英語】SUZUKI Norikazu
単位数2
開講期・開講時間帯Ⅱ 月曜日 1時限


本授業の目的およびねらい
本授業科目は,自然科学系分野の学問体系を認識するとともに,自主的判断能力を培うことが目的である。
本講義では,現代科学における重要な基礎分野の一つであるニュートン力学をもとに,質点系・剛体の運動について学ぶと共に,座標変換,相対運動に ついての概念とそれに必要な数学的手法を学ぶ.本講義により,力学の基本概念と手法について理解を深めるとともに,力学とその概念を応用した理工系分野を学ぶための基礎学力を養う.
授業の構成
1.運動方程式の変換
 座標変換,運動方程式の自然座標表示・極座標表示について学ぶ.
2.相対運動
 慣性系に対して加速度を持って並進運動する座標系,一定の角速度で回転する座標系について,見かけの力(遠心力,コリオリ力)と運動方程式の表示方法を学ぶ.
3.質点系の運動
 質点系の運動方程式,重心の運動方程式,質点系の角運動量保存則等について学ぶ
4.剛体のつりあいと運動
 剛体運動の自由度,剛体のつりあい条件と回転の運動方程式について学ぶ.
5.剛体の平面運動
 剛体運動のうち,平面運動について学ぶ.
6.固定点のまわりの剛体の運動
 オイラーの運動方程式を導き,こまなど剛体の空間運動を学ぶ.
履修条件・関連する科目
力学I
成績評価の方法と基準
・筆記試験により評価する.
・履修取り下げ制度を採用する.(履修取り下げ届を提出して下さい.)
教科書・テキスト
原島鮮著「力学I-質点・剛体の力学-」 裳華房 ISBN: 978-4785320119
参考書
特になし
注意事項
コロナ禍の状況に応じて,臨機応変に講義形式・評価方法を変更する可能性があります.
本授業に関する参照Webページ
担当教員からのメッセージ
力学は,2年次以降で学ぶ様々な専門科目の基礎をなす重要な学問です.いくつかの新しい知識に出会うことになると同時に,難解な側面もあり,毎年苦戦する学生が見られます.深い理解を獲得するために,十分な時間を割いて予習復習に取り組んでください.