●本授業の目的およびねらい
スポーツ科学の知識に基づいたトレーニングや生活習慣は、競技成績の向上や身体機能の改善につながる。本講義では、基礎的なスポーツ科学理論への各々の理解度を確認しながら、自身のスポーツ活動やトレーニングに活用できる知識を学んでいく。具体的には、トレーニング科学、スポーツ栄養学、バイオメカニクス、スポーツ医学といった分野を対象とする。
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●履修条件あるいは関連する科目等
健康・スポーツ科学実習ⅠおよびⅡ期開講の健康・スポーツ科学実習Ⅱもあわせて受講することが望ましい。
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●授業内容
1)ガイダンス:本授業の概要説明 2)共通授業 大学生活を心身ともに健康に過ごすために必要な基礎的知識と、運動の意義・必要性について、全学生が共通概念を持てるように、全クラスで同一内容の授業を行う。 ・生活習慣病、薬物乱用の防止、感染症の予防、救命救急と応急手当 ・様々な観点からみた運動の意義や必要性 3)バイオメカニクス 運動の仕組みや巧みな運動の特徴について基礎的な知識を学ぶ 4)運動生理学 運動するための身体機能について学ぶ 5)トレーニング科学 人間の身体がどのように運動に適応していくかについて学ぶ ・筋肥大について ・持久力について ・トレーニングプログラムの組み方 6)身体機能向上と生活習慣 身体機能と生活習慣の関係について学ぶ ・食事 ・休養 ・嗜好品など 7)スポーツ医学 運動による怪我の仕組みと対処法について学ぶ 上記の内容を予定しているが、授業の進行状況によっては若干変更する可能性がある。
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●成績評価の方法
授業参加状況と授業時の小レポート(50%)、学期末のレポート(50%)。学期末のレポート未提出は「F」とする。履修を取りやめる場合は、5月末日までに「履修取り下げ届」を提出する必要がある。
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●教科書
適宜、資料を配付する。
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●参考書
スポーツ科学の教科書――強くなる・うまくなる近道、谷本 道哉 (著, 編集)、石井 直方 (監修)、岩波ジュニア新書、ISBN:9784005007028
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●注意事項
成績評価方法や受講上の注意点などの詳細を初回の授業で説明するので必ず出席すること。学期末レポートの内容は昨年度と異なる場合がある。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
本授業では、スポーツや身体づくりを行う際に知っておきたい基礎知識を確認し、そのうえで自分自身にどう活用できるかについて考えていただきます。講義ではありますが、自分自身で考え答えを導こうとする能動的な授業態度を期待します。
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