●本授業の目的およびねらい
1年次に学習したドイツ語の文法知識をもとに文章構造を理解する。「読む」「書く」「聞く」「話す」の力をバランスよく総合的に身に付けることを目指す。 1)日常生活で頻繁に使われる言葉や表現に慣れる 2)日常的で具体的な事柄をテーマとした、まとまった長さのドイツ語テクストを読むことが出来るようになる。 3)異文化としてのドイツ語圏の生活や文化について知り、視野を拡げつつ自らの属する社会や文化についても考える
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●履修条件あるいは関連する科目等
1年次に身に付けたドイツ語運用能力(文法的知見、語彙、それらを総動員してドイツ語を受容・発話しようとする意欲)があることを前提とします。
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●授業内容
授業展開 テキスト全体のテーマ、段落ごとのテーマ、ひとつひとつの文の構造などを意識しながら、「ドイツ語」文そのものを読めるようになることを目指します。そのためのトレーニングとして、黙読・和訳の「読む」作業だけではなく、テキストを聞く、テキストに関連する内容の文章を自分でも書いてみる、また発話する、そして日常的に頻繁に用いられる文法事項を自分に定着させる、といった練習も行います。
授業で扱うテーマと進行 1.日本人とドイツ人(自己紹介):挨拶、動詞の現在人称変化、動詞の位置(語順) 2.地理と気候:冠詞(類)の格変化、基数と序数 3.食べ物と飲み物:前置詞の格支配、前置詞を含む熟語 4.ドイツ語という言語:名詞の複数形に関する注意点 5.ドイツの大学:話法の助動詞、不定代名詞man 6.休暇と趣味:接続詞と接続詞的副詞 7.治安:再帰代名詞と再帰動詞 8.教育システム:分離動詞、非分離動詞、前綴り(分離・非分離・分離非分離) 9.政治システム:受動態 10.歴史:過去の表現 11.音楽:関係代名詞、副文 12.宗教:形容詞の変化、比較表現 13.ドイツの分割:分詞、冠飾句、分詞構文 14.EUとユーロ:非人称のesと表現 15.外国人、難民、移民:接続法(Ⅰ式/Ⅱ式)
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●成績評価の方法
平常点30%(授業貢献度、宿題、ペア、グループ作業など授業参加状況)小テスト及び発表30%、期末試験40%、5回以上授業を欠席した場合は「欠席」とする、定期試験を受験しない者は「欠席」とする。
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●教科書
斎藤太郎、Siegfried Kohlhammer他著 「知りたいドイツ語」(朝日出版社 2018年刊 2,300円+税)ISBN:987-4-255-25403-6
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●参考書
授業内で、必要に応じて紹介します。
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●注意事項
授業には辞書を持参してください。また、宿題を含め、予習をして授業に参加してください。遅刻については、特別な理由がない限り認めません。5回以上欠席した場合、定期試験の受験を認めません。授業中の私語・携帯の使用を厳禁します。テキストの不携帯に十分気を付けること。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
1年次に学習した文法項目を復習しながら進めていく予定です。わからない部分については、遠慮せず質問してください。各課にあるテキストの読解が中心になりますが、様々な場面で必要となる表現を使った会話練習も頻繁に取り入れていきたいと思っています。積極的に授業に参加できるかた大歓迎です。
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