2019年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20190015440

●科目区分
言語文化Ⅰ

●科目名
英語(基礎)
●主担当教員名
榎本 洋

●単位数
1単位

●開講時期
Ⅰ期
金・4
●対象学部
工(機航・土建)



●本授業の目的およびねらい

本授業は、学術的な英文に関する基礎的なリーディング能力とライティング能力の養成を目的とする。そのねらいは、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語を使いこなす能力を身につけるところにある。論理的な英文のカギとなるパラグラフの構造に着目し、目的に応じて必要な情報をいかに読みとるか、また逆に、自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかを学ぶ。将来、専門の論文を英語で読んだり書いたりする時に、指針となる英文構成法の基礎、および実際に役立つ英語表現を多く習得する。

●履修条件あるいは関連する科目等

戸田山 和久『論文の教室』(NHK出版)を読んでおくのが望ましい。「本授業の目的及び狙い」に書いてあるように、授業の目的は「自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるか」ということ。

●授業内容

テキストを順番通りにやっていく。内容はまず「英語の思考方法と英語の文章」と「読者を納得させる手法」の二部に分かれて、議論の展開の仕方を説明している。しかし、これだけでは足りない。もう一点は、日本語と英語の論理の違いを説明しながら、実際に短い英文を書くことで発想の違いを認識してもらう。こちらはプリントで行う。上に書いた「英語らしさ」とはこのことで、個人的にはこちらのほうを重視したい。

●成績評価の方法

講義分の評価(80%)は提出物と期末テストが中心となる。それから下の課外学習も加味する。これに課外学習分の評価(20%)が加えられる(【注意事項】参照)

●教科書

西村公正ほか著 『思考力養成の英語パラグラフライティング』(英宝社) ほかにプリントを使用(登録した教科書)

●参考書

以下に記すのは日本語と英語の違いについて教えてくれる本。池上嘉彦『「する」と「なる」の言語学』楳垣実『日英語比較表現論』安藤貞雄『英語の論理・日本語の論理』(以上大修館)、安西徹雄『英語の発想』(ちくま学芸文庫)ほかにもあるが、講義中に指示する。

●注意事項

対面授業に加え、課外学習として、英語(基礎)用「ぎゅっとe」リーディング・リスニング(Aコース、PreAコース以外)、「Listen to Me」(Aコース、PreAコース)を課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

初回の授業を欠席した場合は、課外学習の説明資料をアカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。
電子辞書も十分活用すること。紙のでも構わないが。


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