●本授業の目的およびねらい
言語文化科目「フランス語1,2,3,4」は全体として、読む・書く・聞く・話すという全般的運用能力の養成を目指す。毎週2回の授業のうち、一 つは、基礎的文法事項の修得が主たる目標であり、もう一つは、それと連携しつつ、発音・講読・会話・作文などの基礎的能力の養成を目指す。本授業は後者の 授業である。また、フランス語圏の社会・文化についても関心を促 し、基礎的な知識を獲得できるようにする。
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●履修条件あるいは関連する科目等
工学部の学生を対象とする。前期月曜2限の小栗栖先生の文法中心の授業と相互補完の関係にある。
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●授業内容
実際に使えるフランス語を目指して、参加者それぞれの聴解力・表現力を高めて行く。使用する教科書は様々な状況における会話を中心にして編纂され ている。文型練習、ペア練習、聞き取りなどの 課題をこなすことによって、有用な表現を自分のものとし、実用に耐えうるフランス語の修得を目指す。 前期のこの授業では下記の表現を扱う予定である。 挨 拶・自己紹介/名前・職業・住んでいる所をたずねる・言う/国籍をたずねる/何語を話すか言う/好きなものを言う/したいことについて話す/好みを説明す る/自分について話す/持っているものに ついて話す/場所について説明する/何をするかたずねる・答える/趣味・余暇について話す
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●成績評価の方法
授業への参加態度(授業出席回数を含む)(60%)と複数回実施予定の会話テストの成績(40%)。正当な理由のある場合は履修の取り下げを認める。5回以上欠席した場合や期末試験を受験しなかった場合は「欠席」の扱いとする。
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●教科書
新スピラル Spirale nouvelle edition (アシェット・ジャポン)
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●参考書
授業中に適宜指示する。
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●注意事項
クラス指定。
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●本授業に関する参照Webページ
http://french.ilas.nagoya-u.ac.jp/
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
フランス語というと発音の難しさが強調されるが、誤解されているように思われる。また、単語は英語と同じ語源のものがたくさんあり、初学者も潜在的にはすでに多くのフランス語単語を知っていることになる。大学では受講者の知的好奇心を満たす本格派の授業が行なわれている。授業にきちんとついてくるなら、一年後にはフランス語の文章をそこそこ読め、口頭での基本的なやり取りができるまでにはなる。真剣に取り組んでほしい。
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