●本授業の目的およびねらい
本授業は、学術的な英文に関する基礎的なリーディング能力とライティング能力の養成を目的とする。そのねらいは、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語を使いこなす能力を身につけるところにある。論理的な英文のカギとなるパラグラフの構造に着目し、目的に応じて必要な情報をいかに読みとるか、また逆に、自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかを学ぶ。将来、専門の論文を英語で読んだり書いたりする時に、指針となる英文構成法の基礎、および実際に役立つ英語表現を多く習得する。
|
●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。
|
●授業内容
コースは大きく3部に分かれる。 第1部では,英英辞典の使い方を学び,基本的な文法用語(英語)の確認を行う。 第2部では,英字新聞の記事等を用い英文の精読を行う。細かい文法や語句の解釈 の確認なども行いながら,文章全体,段落内の構成に注意して内容を捉える練習を行 う。パンクチュエーションマークの使い方,段落や文章の形式等についても学ぶ。 第3部では,文章の構成がわかるように英語でノートにまとめる訓練をする。最初 に,英語でのノートの取り方(箇条書きの仕方,段落のトピックの見つけ方,段落・ 文章の構成の捉え方など)を学び,第1部で使用した文章をノートにまとめる練習を する。その後,新しい文章を使って,段落構成を押さえながら文章を読みノートに取 る練習を行う。ノートテーキングの練習に用いる英文の多くは,A4で1枚から3枚 程度の分量のもの。1週間に1つのペースで読んでいく。授業では,まず最初に,指 定の形式(主としてアウトライン形式)でノートにまとめたものを課題として提出 し,その後,各自が考えた文章構成でよいか,ディスカッションしながら確認してい く。 授業では,受講生同士で確認しあったり議論したりしながら文章の解釈・構成を確 認していくので,他の受講生と共同で作業することが求められる。
|
●成績評価の方法
対面授業における評価(授業中の活動,小試験,課題,学期末試験)および注意事項 に書かれている評価項目による。
|
●教科書
プリントを使用する。
|
●参考書
特になし。
|
●注意事項
対面授業に加え、課外学習として、英語(基礎)用「ぎゅっとe」リーディング・リスニング(Aコース、PreAコース以外)、「Listen to Me」(Aコース、PreAコース)を課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。
|
●本授業に関する参照Webページ
|
●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
初回の授業を欠席した場合は、課外学習の説明資料をアカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。
授業で扱うのは教科書の後半部。初回の授業で授業の進め方,予習の仕方などの説明を行う。初回は教科書の内容には入らず,プリントを使用して授業を行う。
|