2019年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20190011342

●科目区分
言語文化Ⅰ

●科目名
英語(基礎)
●主担当教員名
松岡 光治

●単位数
1単位

●開講時期
Ⅰ期
月・3
●対象学部
農(環境・資生)



●本授業の目的およびねらい

本授業は、学術的な英文に関する基礎的なリーディング能力とライティング能力の養成を目的とする。そのねらいは、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語を使いこなす能力を身につけるところにある。論理的な英文のカギとなるパラグラフの構造に着目し、目的に応じて必要な情報をいかに読みとるか、また逆に、自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかを学ぶ。将来、専門の論文を英語で読んだり書いたりする時に、指針となる英文構成法の基礎、および実際に役立つ英語表現を多く習得する。

●履修条件あるいは関連する科目等

英語学習で鋭い問題意識、緻密な分析能力、主体的な思考を身につけること。授業では積極的に質問およびコメントをすること。真面目であること(予習忘れは遅刻扱い、2回の遅刻は1回の欠席に換算)。

●授業内容

(1)授業の前半は TOEFL 対策のリーディング、後半は Criterion 対策のライティングを主とする。
(2)TOEFL 対策のリーディングでは、教員が作成した TOEFL のリーディング教材(学術的な英文)を、毎週、指定された時間(6~11分)で実践的に自宅で解答し、そのあと知らない単語を辞書で調べ(暗記にも努め)、問題文の内容をしっかりと把握してから授業に臨むこと。予習の時間は各自のリーディング力に応じて30分~90分。授業ではアット・ランダムに指名され、発表させられるので予習は必須。
(3)教員は、文法と前後関係および単語(特に動詞)のイメージを正確に押さえた解釈と翻訳をするだけでなく、同意語・反意語とともに日常生活で使用されているカタナカの英単語を説明しながら、学生の語彙力をアップさせる。また、TOEFL のリーディング問題の特徴を指摘し、パラグラフ・リーディングの仕方や要領よく解答するための「コツ」を教える。
(4)ライティングでは、クラス専用に指定されたウェブ上の掲示板で、2週に1度の割合で Criterion の模擬問題が掲載されるので、学生は締切までに250~300語のショート・エッセイを書く。
(5)毎週、誰かのショート・エッセイがサンプルとして配布されるので、それを家庭教師先の生徒が書いたエッセイと思って添削し、翌週の授業に臨むこと。予習の時間は各自のライティング力に応じて30分~90分。授業ではアット・ランダムに指名した学生に文法と語彙の誤用を指摘してもらう(発表に対しては加点あるいは減点がなされる)。そのあと、教員がサンプルの校正をしながら、パラグラフの構造、英文更生法、英語母語話者に特有の無生物主語と名詞構文に加えて、パラグラフ・ライティングの仕方や達意の英文の書き方を指導する。
(6)期末テストは16週目に行う。

●成績評価の方法

授業での成績(担当・発表30%と期末テスト50%で80%)+ぎゅっとeの消化率(20%)。自由選択の課題として、ボーナス点のレポート有り。

●教科書

http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~matsuoka/meidai/toefl-itp-3.pdf
http://meidai-mitsu-b.webdeki-bbs.com/

●参考書

辞書は研究社の『リーダーズ英和辞典』(または、これが入った電子辞書)、文法に関しては石黒昭博(同志社大学名誉教授)監修の 『総合英語 Forest(第5版)』 (桐原書店、1,450円)を推薦する。

●注意事項

対面授業に加え、課外学習として、英語(基礎)用「ぎゅっとe」リーディング・リスニング(Aコース、PreAコース以外)、「Listen to Me」(Aコース、PreAコース)を課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。

●本授業に関する参照Webページ

http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~matsuoka/students.html

●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

初回の授業を欠席した場合は、課外学習の説明資料をアカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。


時間割一覧へ戻る