2019年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20190024524

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーB
●主担当教員名
三浦 裕一

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅱ期
木・5
●対象学部
文系・情(自然・コン)・理・農・工(物工・電情・機航・エネ・土建)



●本授業の目的およびねらい

テーマ:事故と災害の物理学 - 合理的に防ぐには  毎日のように交通事故など、また大きな地震、津波などの自然災害が報道されている。その原因を科学的に分析して、事故を防止する方法や防災・減災するための合理的な方法を検討する。防災のための設備(ハード)と、運用面(ソフト)の両面から検討したい。セミナーでは各自の興味あるテーマについてグループに分かれて調査、発表して互いに議論し理解を深める。議論を通じて主張の根拠を互いに吟味することが重要である。文献やインターネットによる調査,レポートのまとめかた,発表のしかたなど基本技法の修得をねらいとする。

●履修条件あるいは関連する科目等

高校時代の生物、物理、化学の履修・未履修に関係なく、本テーマに興味を持って主体的に参加できること。

●授業内容

本基礎セミナーでは、学生自身が選んだ防災・減災に関する具体的なテーマについて、グループに分かれて調査し内容を発表する。その内容について皆で議論をする。週ごとに新たな調査結果を加えて中間発表し、皆で議論して次週までの目標を設定する。最終的にパワーポイントで発表し、レポートにまとめる。
テーマとして、例えば、
高齢者ドライバーによる交通事故を防ぐ方法はあるか、AIの活用も含む。
予想される南海、東海地震にどう備えるか、建物の耐震化と緊急地震速報など。
一般家屋の耐震基準の変遷、及び現状の基準で充分なのか。
津波対策の歴史、及び東日本津波の反省点と新たな対策。
防災・減災を促進するための政策や保険制度のありかたについて。

などが考えられますが、学生諸君からの提案を歓迎します。

●成績評価の方法

題材に対する理解度、発表能力・内容、討論への参加等を総合的に判断する。
履修取り下げ制度を採用する。4回以上授業を欠席した場合は「欠席」とする。

●教科書

なし

●参考書

授業の中で適宜紹介する

●注意事項

参加者全体で議論しながら授業を進めたいので、積極的に発言してほしい。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

これまでの大きな自然災害には防潮堤や堤防など、ハード面だけの防災では不充分であった。
ビッグ・データの活用などで、賢く逃げて減災する方法も考えてほしい。
議論の合間に、物理法則を理解するための簡単な机上実験も行う予定である。


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