●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:自然科学の発展の歴史を楽しむ。 このセミナーでは、抽象化された物理法則の具体的内容、その法則がどのように発見されたか、その発見が社会にどのような変革をもたらしたか、そして物理学における「美しさ」とはなにかを、調査、発表、議論をしてもらいます。物理学という基礎科学を取り上げ、物理を学んでいる学生には他分野の人に分かるように説明するにはどうしたらよいかを、学んでいない学生には始めて知る概念をいかに学んで発表するかを検討してもらい、説明する力、議論をする力を養ってもらいます。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。
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●授業内容
第1回目では、このセミナーの進め方の説明をします。
第2回以降このセミナーの前半では、ロバート・P・クリース著「世界でもっとも美しい10の科学実験」、「世界でもっとも美しい10の物理方程式」を使って、個々の物理法則の内容とともに、その法則がいかに発見されたのか、その法則の社会的な影響、発見した研究者の人となりを、受講生それぞれにパワーポイントを使って紹介してもらい、その発表をもとに全員で議論をしてもらいます。物理の研究において、理論と実験は両輪となっています。理論と実験における「美しさ」について考えてもらいます。
このセミナーの後半では、ノーベル賞受賞研究から1つを受講生それぞれに選んで発表をしてもらい、全員で議論をしてもらいます。
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●成績評価の方法
発表の内容および方法(50%)、議論への参加(50%)で評価します。履修取り下げ制度を採用します。
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●教科書
ロバート・P・クリース著「世界でもっとも美しい10の科学実験」 ロバート・P・クリース著「世界でもっとも美しい10の物理方程式」
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●参考書
橋本 毅彦著「〈科学の発想〉をたずねて--自然哲学から現代科学まで--」 伊東 俊太郎、村上 陽一郎、広重 徹著「思想史のなかの科学」など。 図書館などで積極的に調査した場合には、評価の対象となります。
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●注意事項
文系、理系両方の学生の参加を期待しています。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
このセミナーを通して、人類がそれぞれの環境下でいかに新しい概念を生み出し、世界観を拡大してきたかを考えてもらいたいと思います。
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