●本授業の目的およびねらい
学術の世界でも、一般の仕事の現場でも、同僚や相手と適切なコミュニケーションを行う能力は重要視されている。だが、一口に「コミュニケーション能力」といっても、多様な側面がある。 この授業では、発表と応答の力(調べ、考え、まとめ、発表し、聞き、質問する)の養成に重点を置いて、実践的な作業を行いながら、その能力の向上を目指す。
|
●履修条件あるいは関連する科目等
学生の参加型の授業となる。プレゼンテーションや参加者相互の議論が多く課される予定であるため、それに主体的に関わること。
|
●授業内容
一口に「コミュニケーション能力」というが、それは具体的にはどういう力だろうか。それはたんに、人とうまく話をしたり、心地よく付き合ったりすることではない。
「コミュニケーション能力]を、まず「情報を集め、吟味する力」「説明する力」「応答する力」の3つに分けて考えてみる。優れた質の思考と対話の前提となる「情報を集め、吟味する力」。自身が持つ知見や情報、意見を、相手によりよく伝達するための「説明する力」。相手から与えられる情報を適切に受け取り、反応を返す「応答する力」。さらに、これらの力には、「異なる文脈をつなぐ力」という汎用的な能力も関わっている。
この授業では、以下の具体的な課題に取り組むことを通して、「コミュニケーション能力」の上記4つの高度化を図る。
1.イントロダクションと他者紹介 2~5.ビブリオ・バトル 6~9.広告を読みと(解/説)く 10~14.ネット情報を比較・検討する 15.まとめ
|
●成績評価の方法
出席、演習発表の達成度、授業への参加姿勢、レポートの完成度を総合的に判断する。配点比率はとくに定めないが、約8割以上の出席を前提に、各課題の評価を総合することとする。
|
●教科書
授業時に指示する。
|
●参考書
授業時に指示する。
|
●注意事項
とくになし。
|
●本授業に関する参照Webページ
|
●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
あなたの説明、相手に伝わっていますか? あなたの言葉は、何かと何かをつなぐことができますか? 「情報を集め、吟味する力」「説明する力」「応答する力」「異なる文脈をつなぐ力」の、4つの力を上げることで、コミュニケーション能力は、より高度になります。それは、活躍の分野を問わない汎用的な力となるはずです。
|