2019年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20190015419

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
近藤 竜彦

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
金・4
●対象学部
理・農(生命)



●本授業の目的およびねらい

 普段スーパーやコンビニなどで普段何気なく手に取っている「食品」には、「おいしさ」だけではなく、安全性や利便性、商品の見た目の魅力にいたるまで、開発者の知恵と工夫が詰まっています。このような「食品」の開発過程を開発者の立場に立って疑似体験してもらうことを通して、食品を取り巻く様々な課題を「作り手側の視点」から再認識してもらいたいと思います。また、「開発提案」について、グループで議論しながらプレゼンテーションを作り上げ、実際に発表することを通して、議論の方法やプレゼンテーション技術などを身につけることを目的とします。

●履修条件あるいは関連する科目等

 「食」に興味がある人、グループワーク等に自ら積極的に参加、発言できる人、プレゼンテーション技術に興味がある人を歓迎します。実際に食品企業に見学に行くことも予定しているので、将来の就職先として食品企業を考えている人は大歓迎です。

●授業内容

 最近、「免疫力を高める乳酸菌飲料」や「脂肪の吸収を抑えるお茶」など、いわゆる機能性食品が話題となっています。もちろん食品自体の「美味しさ」というのは、最大の「食品機能」であると言えます。この授業では、「こんな食品を作りたい」というテーマ設定から提案の具体化、商品化を目指したプレゼンテーションという食品の開発過程を疑似体験することで、食品を取り巻く様々な問題に開発者の視点から向き合うことにチャレンジしてもらいたいと思います。参考として、2018年度の開発テーマは「一年中売れるかき氷シロップ」と「高齢者でも安心して食べられる餅製品」でした。

授業の流れ:
1. テーマの設定と具体化
2. 企画発表プレゼンテーション
3. 情報収集(実現可能性の検討、市場調査等)
4. 最終プレゼンテーション

 授業中の多くの時間をグループによるディスカッションに使います。例年、授業外でも、グループごとに自発的に集まって試作品を作って試食したり、実験をしたりしているようです。個々の学生の積極的な参加を期待します。

●成績評価の方法

グループワークでの議論への参加・貢献 60%
プレゼンテーション 40%

●教科書

特に指定しません。必要に応じてプリント等を配布します。

●参考書

必要に応じて授業で紹介します。

●注意事項

授業内で、議論の議事録の作成や、プレゼンテーション作成・発表を行うため、5〜6名のグループ中の一人でよいので私物のノートパソコンを毎回の授業に持参して欲しいと考えています。初回の講義でこの点について調整します。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)




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