2019年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20190014517

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
内海 悠二

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
木・5
●対象学部
文系・情(自然・コン)・理・農・工(物工・エネ・化生・電情)



●本授業の目的およびねらい

テーマ:「データから読み解く開発途上国の諸問題」
本セミナーは開発途上国において人々がどのように暮らし、社会が成り立っているのか、その中で生じている様々な問題について入手可能な統計データを使用して理解します。一枚の写真や映像から気になる問題を自由に考え、その問題を客観的に証明あるいは否定するデータを探し出し、その結果や要因について調査や議論を行い、社会の全体像や課題を解明することで、発想力、論理的思考能力、分析力、物事を推察する力、そして結果を効果的に示すプレゼンテーション力を高めることを目指します。

●履修条件あるいは関連する科目等

自分の発表のみならず他の参加者の発言や発表に対して意欲的に議論に参加する方を歓迎します。

●授業内容

授業では毎回、講義・発表・ディスカッション・実習を行う予定です。統計データとは何か、データの集め方、グラフの作成方法などを学ぶとともに、データが示す結果の意味を議論し、背後にある問題や要因について推察することで、論理的に考えるとはどういう意味か、仮説の立て方、データ分析の方法、レポートのまとめかたなど、大学において研究を行うための基本的な技術を習得していきます。

1.写真や映像を見て自由な発想で考えてみる。自分や他人が持つ知識・経験からどのような問題が考えられるかを議論・考察する。
2.グループ(あるいは個人)ごとに問題を設定し、当該問題を掘り下げるためには更にどのような諸問題があり得るのかを考察する。
3.諸問題が問題であると客観的に証明するためにはどのようなデータが必要であるかを考え、更に当該データをどのように収集・加工・比較するべきか、その方法を習得する。
4.問題が起こる理由を調査・考察する。その理由と問題の論理的なつながりを議論し、因果関係をデータから観察する。
5.パワーポイント等を使用して、視覚的に説得力のあるプレゼンテーション資料を作成し発表するとともに質疑応答や更なる議論によって課題に対する理解を深める。

●成績評価の方法

出席・討論への参加・プレゼンテーション 70%
レポートの作成 30%

●教科書

特になし

●参考書

上田尚一 2005年『統計グラフのウラ・オモテ 初歩から学ぶ、グラフの「読み書き」』講談社。
伊藤公一朗 2017年『データ分析の力 因果関係に迫る思考法』光文社新書878、光文社。

●注意事項

必須条件ではありませんが、授業にノートパソコンを持参することができ、ある程度のエクセルの知識があるとより理解が深まります。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)




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