●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:バイオ・医薬系ベンチャー起業入門 この授業では、まず前半で、バイオ・医薬系ベンチャー企業の成り立ちについて、受講生自らが調査し、その内容を発表してもらいます。後半で、今度は自分がベンチャー企業を起業する立場に立って、コア技術の発掘や吟味・ビジネスプランの作成・ビジネスアイデアのプレゼン作成・模擬ピッチを行ってもらいます。バイオ・医薬系ベンチャー起業を切り口に、アントレプレナーシップ(起業家マインド)、薬学・創薬科学分野での研究への志向を養うことが第一の狙いです。
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●履修条件あるいは関連する科目等
とくになし 薬学・創薬科学のほか、ベンチャー起業・バイオテクノロジー企業への投資、などに興味のある学生の受講をとくに歓迎します。
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●授業内容
バイオ・医薬系または医療機器のベンチャー企業を起業するためには、いくつかの知識が必要です。1、薬・化粧品・健康食品・医療機器・健康器具などのトレンドを理解する、2、顧客は誰か?ニーズはどこにあるか?、3、ビジネスモデルとはそもそも何か、バイオ・医薬系に適したビジネスモデルは?、4、具体的に会社をつくるために、出資者をどうやって募るか。これらのうち2~4について、名古屋大学では、それそれの学部学科の垣根を超えた全学的な教育カリキュラムとしてtongaliスクールというのを毎年9月より開講しています。そこで整備された資料なども活用しながら、ベンチャー起業について理解を深めます(全15回)。
1.tongaliスクールの紹介・第一部のテーマ選定と班分け。 2.情報検索法とワープロソフトの使用方法についての教員・TAによる説明。 3.主要ベンチャー企業の調査(資料の収集と分類・整理)。 4.中間発表の準備。 5.TAによる模範発表と講評。 6.中間発表と討論、講評。 7.班分け 8.仮想のシーズにもとづくビジネスプラン作成 9.最終プレゼン資料の作成 10. 最終発表会 11.ふりかえりと講評
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●成績評価の方法
出席と毎回の調査内容の報告(30%)、中間発表の内容(30%)、最終発表の内容(40%)で評価する。
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●教科書
なし。必要に応じて資料を用意する。
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●参考書
僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。――東大発バイオベンチャー「ユーグレナ」のとてつもない挑戦 出雲 充 (著) ダイヤモンド社 BIODESIGN バイオデザイン日本語版 薬事日報社 デザイン思考が世界を変える ティム・ブラウン(著) ハヤカワ・ノンフィクション文庫
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●注意事項
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●本授業に関する参照Webページ
http://tongali.aip.nagoya-u.ac.jp/
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
セミナーのテーマ:バイオ・医薬系ベンチャー起業入門
みなさんは「世界を変えたい」と思ったことはありませんか?みなさんは「研究者」にあこがれますか?それとも「経営者」になりたいですか?バイオベンチャーの創業者になれば、その3つの夢が同時にかなうと言われたら、起業したくなりませんか?
この授業では、まず前半で、バイオ・医薬系ベンチャー企業の成り立ちについて、受講生自らが調査し、その内容を発表してもらいます。後半で、今度は自分がベンチャー企業を起業する立場に立って、コア技術の発掘や吟味・ビジネスプランの作成・ビジネスアイデアのプレゼン作成・模擬ピッチを行ってもらいます。バイオ・医薬系ベンチャー起業を切り口に、アントレプレナーシップ(起業家マインド)、薬学・創薬科学分野での研究への志向を養うことが第一の狙いです。さらに研究そのものだけではなく、研究成果を実用化するためのプロセス(社会実装)について学びながら、社会における医療費抑制に関する諸問題(医療経済学)などの複合的な視野を身に付けることが狙いです。
高校までの文系理系の枠組みや、大学入試で勉強した科目・しなかった科目にこだわらず、ぜひ一緒に新しいことに積極的にチャレンジしましょう。
なお5月18日にはtongali-schoolのシンポジウムが、25日からはtongali school Iの課外講義もスタートします。講義中に適宜案内いたします。
本講義担当教員の研究室(創薬科学研究科)のホームページ presat-vector.org/hiroaki-lab/
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