●本授業の目的およびねらい
高校までは与えられた問題を解くことが中心でしたが,大学では自分で問題を立て,それを解決することが重要になります.このセミナーでは,実際に自分で問題を作成したり,作成された問題をみなさんで議論したりしながら,問題の立て方や問題意識の鋭さについて考えてみたいと思います.なお,セミナーの序盤では,資料検索や論文・書籍などの引用の仕方についても触れます.
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●履修条件あるいは関連する科目等
とくにありませんが,セミナーで扱うテーマに関心のある学生の受講を望みます.
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●授業内容
セミナーの概要は以下のとおりです. 1.ガイダンス 2.図書館の利用,資料検索 3.適切な引用 4.タイピング 5.答えは一つなのか 6.選択・短答問題・出題意図の作成と討論 7.野外観察を通して問を立てる 8.論述問題・出題意図の作成と討論 9.よい問を立てるには
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●成績評価の方法
出席状況や発表の内容・形式,討論への参加にもとづいて評価します. 3回以上欠席した場合は,「欠席」とします.
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●教科書
森毅「数学受験術指南」中公文庫 ISBN:978-4122056893 注)セミナーでは数学を対象とするわけではありません.
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●参考書
森博嗣「森博嗣の道具箱」中公文庫 ISBN:978-4122049741 その他はセミナー中に適宜紹介します.
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●注意事項
指定された教科書を事前に読んだ上でセミナーに参加してください.また,学期中に野外で見学をおこなうことがあります.
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
大学を卒業した後,意外に記憶に残っているのは,自分の専門とは関係のない教養教育の講義だったり,そのときに読んだ書籍だったりします.なんだが不思議な感じもしますが,それが日本の大学の良いところなのかなと思うことがあります.受験から解放され,大学で自由に勉強できる時間に感謝しつつ,リラックスした状態でセミナーに参加してもらえればと思います.なお,セミナーに関する連絡は,電子メールでお願いします.
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