●本授業の目的およびねらい
原子力発電は、過去約半世紀以上に渡って行われてきており、その使用済核燃料(廃棄物)の処分は避けることのできない課題である。本受業では、これらの原子力発電によって生じる放射性廃棄物(とくに高レベル放射性廃棄物)の処分に関する方法や課題などについて、受講生間での議論や意見交換を行いつつ、日本の現状を学ぶことを目的とする。
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●履修条件あるいは関連する科目等
放射性廃棄物は地下に処分することが考えられており、地学や地質学、地理学に関する知見・情報が必然的に多くなることから、これらに関連する科目に興味のあることが望ましい。
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●授業内容
受業内容は下記の内容(項目)を主体に展開する予定。
1)原子力エネルギーと核燃料サイクル 2)高レベル放射性廃棄物とは?(種類と計画) 3)高レベル放射性廃棄物の処分方法 4)地層処分(なぜ、地下に処分するのか?) 5)地下の状態(地下環境とは?) 6)地下研究の現状 7)科学的特性マップ 8)現状と課題
そのほかの関連する、国内外の動向などについても、随時、受業で取り上げる予定。また、適宜、事前の宿題として下調べを行ってもらい、各自、その内容について受業中に紹介と議論なども行う予定。
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●成績評価の方法
出席とレポートで判断
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●教科書
適宜、参考書やプリントを紹介。
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●参考書
地層処分(近未来社出版:吉田英一著)(興味のある受講生のみ購入で構いません)
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●注意事項
とくになし
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●本授業に関する参照Webページ
http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/nuclear/rw/
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
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