2019年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20190013316

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
川村 静児

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
水・3
●対象学部
理・工(化生・物工・電情・エネ・土建)



●本授業の目的およびねらい

研究者になるために最も重要な能力の一つは、誰も考えたことのない新しいアイデアを生み出す力である。しかし、研究の最前線で新しいアイデアを得るためには、まず、人類が蓄積してきた膨大な学問を深く理解する必要がある。したがって、大学における授業のほとんどは、それらをいかに理解するかということに重点がおかれており、アイデアの創造能力の開発には至らない。そこで本授業においては、簡単なゲームを行い、それを深く理解したのち、そこから発想をとばして新しいゲームを創造することにより、論理的な思考能力や深い洞察力とともに、従来の枠を飛び越えたアイデアを生み出す力を養う。

●履修条件あるいは関連する科目等

履修条件は特にないが、履修者には、ものごとを深く深くより深く考え、新しいアイデアを生み出すことが大好きであることが望まれる。

●授業内容

簡単な数人でできる対戦型ゲームを題材とする。そのゲームを実際に行いながら、どのような作戦でいけば勝率が上がるか、その際の勝率はいかほどかなどを詳細に検討する。ゲームの完全な理解が得られたならば、そのゲームの不十分な点を考え、より魅力的にするためには、ルールやスコープをどのように変えればよいかなどについて考え、最終的にはそこから発想をとばして新しいゲームを考案する。

題材となるゲームの一例として、以下のような「横棒書き込み型あみだくじ」がある。横棒がなく、参加者の数と同じ本数の縦棒しかないあみだくじを考える。あみだくじにはハズレが一つあり、その場所はあらかじめ示されている。参加者はじゃんけんに勝った人から、書き込みの順番を選ぶ。参加者はその順番にしたがって縦棒の上の欄に自分の名前を書き込んだのち、横棒を一本書き込んでいく。全員が書き終えたところで、あみだくじのハズレになった人が負けとなる。

このゲームは一例であり、実際の授業では、毎回、独自に考えられた新しいゲームを題材とする。


●成績評価の方法

レポート等により総合的に評価する。
履修取り下げを行う場合には履修取り下げ届を5月末までに提出すること。履修取り下げの場合は「欠席」とし、それ以外の成績不良者は「不合格」とする。

●教科書

特に指定しない。

●参考書

特にない。

●注意事項



●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)




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