●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:近年のX線撮像法を調査する。医療や産業の分野では生体や材料などの内部構造を調べるために、古くからX線撮像法が利用される。近年では、X線光源や検出器の性能の向上・機能の追加により、4DCTや多色CTなど新しいCT装置が開発されている。また、ソフトウェア面では新しいCT再構成法や画像処理法が次々と開発されている。このセミナーでは、近年のX線撮像法に関する文献を調査し、調査した内容を発表および討論する。この過程で、文献調査、プレゼンテーションに関する能力を身につける。また、学術的討論を通して、相手に伝わるように伝えることができる力を培う。
|
●履修条件あるいは関連する科目等
特になし
|
●授業内容
最初に2~3人でグループ分けし、各自文献調査および発表準備を行う。文献の言語は英語とする。その後、グループ毎に発表し、履修者全員で質疑応答を行う。 1. 本授業の目的について説明 2. グループ分け 3. 文献調査方法、プレゼンテーション方法について説明 4. 各グループで文献調査を開始 5. 中間発表をグループ毎に行う。発表時に指摘された点については再調査する。 6. 最終発表をグループ毎に行う。発表グループ以外のグループは討論に参加する。
|
●成績評価の方法
出席状況、発表および質疑応答の状況で評価する。 履修取り下げ制度を採用する。
|
●教科書
なし
|
●参考書
なし
|
●注意事項
なし
|
●本授業に関する参照Webページ
|
●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
医用画像撮影装置の開発は常に続けられており、病院によっては最新の装置の導入が早い。それら機器には新機能が追加されていることもあるので、医師や技師はその技術を理解した上で使用しなければならない。そのため、普段から論文等を読むなどし、最新の技術にすぐに対応できることが望ましい。このセミナーではその練習として、論文の読み方を学ぶ。X線に限らず放射線について馴染みがない人がほとんどだと思うので、論文の内容を完璧に理解しなくても構いません。
|