●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:アクティブラーニングを評価する みなさんは、現在、小学校から大学までの各教育段階で「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」が求められているのを知っていますか?今の若者は「学ぶ意欲が低い」「受け身の受験勉強しかしていない」などと批判され、その必要性を訴える人もいますが、みなさんはこの考え方に賛同できますか?この授業では、日本の教育改革に関する議論がどのように進行しているかに文献から迫ります。特に、アクティブラーニングをテーマとして、教育に関する議論が陥りやすいワナを明らかにしていきます。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。
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●授業内容
授業では、基礎セミナーの目的である読む・書く・話すのうち、文献を読むこと、自分の考えを書くことの2つに重点を置いて進めます。これらを通して、答えの定まらない問いに対して、自分の答えを相手に説得的に伝える技法を身につけます。 高校教育、大学教育、日本の教育政策などに関心のある方の参加を歓迎します。
1.オリエンテーション:メンバーの紹介、この授業に関する説明 2.文献検索の方法:図書館で実際に文献を探してみます 3.簡単な文章を書く1:テーマに関する文章を書いて検討します 4.文献を読む1:テーマに関する文献を読んで内容を検討します 5.文献を読む2:テーマに関する文献を読んで内容を検討します 6.簡単な文章を書く2:テーマに関してアウトラインに沿った文章を書いて検討します 7.文献を読む3:テーマに関する文献を読んで内容を検討します 8.簡単な文章を書く3:テーマに関して複数の論拠を用いた文章を書いて検討します 9.文献を読んで発表する1:自らテーマに関する文献を探して批評します 10.文献を読んで発表する2:自らテーマに関する文献を探して批評します 11.文献を読んで発表する2:自らテーマに関する文献を探して批評します 12.ゲストスピーカーによるレクチャー(予定) 13.文章を書いて発表する1:自ら設定した問いと答えに関する文章を書いて検討します 14.文章を書いて発表する2:自ら設定した問いと答えに関する文章を書いて検討します 15.文章を書いて発表する3:自ら設定した問いと答えに関する文章を書いて検討します
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●成績評価の方法
期末論文(40%),授業中の課題(30%),他の参加者の学習への貢献(30%)によって評価します。詳しい評価基準は,初回の授業で紹介します。
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●教科書
必要な文献(英語の文献を含む)を授業中に指示します。
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●参考書
小針誠(2018)『アクティブラーニング 学校教育の理想と現実』講談社
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●注意事項
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
担当教員の専門は教育学で、BiSHにわか清掃員です。 この授業は教員と大学院生のティーチングアシスタントの2名で指導します。 ゲストスピーカーには、国外のゲストを呼ぶ予定です。英語での議論を気軽に楽しむよい機会になれば思います。
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