●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:名大の研究について語れるようになろう 興味のある学問分野について、名古屋大学でどのような研究が行われてきたかについて語れるようになりませんか。名古屋大学博物館に展示されている名大の研究から自分の専門や興味によって1つを選び、それについて文献を集めたり研究標本について調べたりすることによって、研究の背景や意義、研究者像について語れるようになることがこの授業の目的です。名大生として期待される知識を得ることができると共に、それを得るために行う情報検索・処理のノウハウは、自身の今後の研究にも役に立つはずです。
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●履修条件あるいは関連する科目等
文系理系に関わりなく履修可能 情報検索や発表を自主的に行うこと
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●授業内容
名古屋大学で行われた研究の中から、興味のある分野を選び、その研究背景や成果の概要、意義について調査を行い、発表します。その方法として、名古屋大学博物館で展示あるいは収蔵されている学術標本や資料を参考にしながら、図書館などでの文献検索を行います。発表としては、パワーポイントを使った方法の他に、博物館の関連展示の前でのギャラリートークという形式も行います。
1.ガイダンス 2.名大博物館の見学 3.発表の方法 4.選んだ展示(研究)に関する予備的発表と今後の計画 5.文献検索の方法 6.研究標本に関する調査の方法 7.発表例1-名大のアフリカ地質・考古学調査 8.発表例2-名大教員が建てた日本初の私立博物館 9.発表(博物館でのギャラリートーク) 10.発表(博物館でのギャラリートーク) 11.発表(パワーポイントを使って) 12.発表(パワーポイントを使って) 13. レポートの書き方 14-15. レポート作成のための調査
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●成績評価の方法
発表と討論(50%)、期末レポート(50%) 学期途中で履修の意思がなくなった場合,履修取り下げ届を提出する必要がある
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●教科書
セミナー中に適宜紹介する。
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●参考書
セミナー中に適宜紹介する。
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●注意事項
自分が興味を抱く学問分野について考慮しておき、それが名古屋大学博物館で展示・収蔵されている標本と関わることが望ましい。
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●本授業に関する参照Webページ
http://www.num.nagoya-u.ac.jp/
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
名古屋大学博物館に展示・収蔵されている標本や資料には、岩石・鉱物、化石、動植物、歴史文書、民俗資料、考古資料、工学機器類、医学教育資料など様々な学問分野が関わります。 私の専門は考古学ですが、卒業論文と修士論文の研究標本は、いずれも大学博物館に収蔵されていた石器資料を用いました。このように、あなたが興味をもつ分野の研究資料が博物館にあるかもしれません。また、これから専門分野を決めていく前に、名古屋大学でどのような研究が行われているかについて広く知っておくことは、今後の進路を選択する上で役にたつと思われます。 さらに、博物館の資料・標本に触れる機会があるので、学芸員資格の取得を目指している方にも興味深い内容のはずです。
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