2019年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20190011511

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
関 浩之

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
月・5
●対象学部
文系・情(自然・コン)・理・農・工(化生・マテ・電情・機航・土建)



●本授業の目的およびねらい

本セミナーでは,「人間の言葉,計算機の言葉」について,形式言語理論という手掛かり
を使って基本的なことを学び,自主的に調査を行って理解深めるとともに,「研究発表や
討論の仕方」,「科学技術文書の書き方」もあわせて学ぶ。

●履修条件あるいは関連する科目等

特になし

●授業内容

人間がある一定の年齢をこえると言語の習得が困難になるのは不思議なことです。チョム
スキー(Noam Chomsky,1928-,マサチューセッツ工科大 現役教授)も同様の疑問に触
発されて普遍文法という考え方を提案しました。それは簡単にいうと,暗記物のようだっ
た言語文法を数理システムとしてとらえたことにあります。チョムスキーの考え方(形式
言語理論)は,人文科学だけでなく情報科学,数理科学,脳科学等に大きな影響を与えて
います。しかしこの理論は日本の中学高校ではほとんど紹介されていません。
そこで,このセミナーでは形式言語理論をいろいろな角度から考察してみたいと思います。
まず形式言語理論の基本的な考え方を授業と演習を通して学んだ後,それぞれの興味に応
じて発展的な内容を調査し,その発表を聴いて全員で自由に討論したいと思います。
(1)形式言語理論入門(授業と演習)
(a) チョムスキーの言語理論の背景と考え方
(b) 形式言語理論の基礎
(c) 人間や計算機の言葉の解析,生物配列解析等への応用
(2)科学技術文の書き方,発表の仕方(授業)
(3)受講学生による調査発表


●成績評価の方法

授業への参加態度(30%),発表(40%),レポート(30%)をもとに判定する。

●教科書

使用しない。必要に応じて資料の配布を行う。

●参考書

授業中に紹介する。

●注意事項



●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)




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