●本授業の目的およびねらい
「地球環境について考える」というテーマを題材にして、サブテーマについて、科学的な観点からの調査、まとめ、発表を中心としたトレーニングを通して、自立的学習能力を育成し、学問的知識の探求プロセスとその面白さを体験することを目的とする。また、教員、他の学生との共同作業を通じて、円滑に人間交流を行う力を身につける。
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●履修条件あるいは関連する科目等
文系理系に関係なく、本テーマに興味があること。問題意識を持って主体的に参加できること。他者の意見を聞き、グループ作業が可能なこと。
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●授業内容
基本テーマを「地球環境について考える」とし、人間活動の加速度的拡大が地球システムを脅かしている現状を、特に、2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)に関連する現代社会と関わりの深いサブテーマについて科学的知見に基づいて考察する。授業では、サブテーマについての調査、報告書の作成・発表を行い、参加者みんなで討論することによって理解を深めることを目的とする。
1,基本テーマ、サブテーマに関する説明を行い、学生各自に自分が探求するサブテーマを決定する。 2,学生が希望するサブテーマについて話し合い、報告書の内容や図表について討論する。 3,情報探索法とワープロソフト、プレゼンテーションソフトについての使用法の説明と実演を行う。 4,サブテーマについて、中間的な発表と実演を行う。さらに、発表内容について参加者で討論を行い、検討すべき問題点や解決方法について探求する。 5,サブテーマについて、最終的な発表と討論を行う。 6,基本テーマについての総括と、セミナー全体についての反省を行う。
・ 教員は助言を行いますが、学生各自の自主的・積極的な取組みが重要です。
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●成績評価の方法
学習意欲・努力、発表内容、討論への参加、報告書(各25%)
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●教科書
使用しない。プリントを配布、必要があれば紹介。
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●参考書
プリントを配布、必要があれば紹介。
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●注意事項
参考にした資料の著作権を侵害しないようにして下さい。
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●本授業に関する参照Webページ
http://www.jp.undp.org/content/tokyo/ja/home/sustainable-development-goals.html
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
持続可能な開発目標(SDGs)には、17のグローバル目標と169の達成目標があり、各国政府の具体的な行動指針となっています。内容は、気候変動、自然破壊、エネルギー、経済・産業のみならず、貧困・飢餓、保険と福祉、教育、ジェンダーなど、地球環境以外の現代社会が抱える多岐の問題も含んでいます。 授業では、「地球環境について考える」を基本テーマとして、自分自身が興味がり、地球環境に関連するサブテーマを選択し、色々な問題を参加者で議論し、今後世界が目指す方向性について俯瞰的な知識と考え方を持つことを目標とします。
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