●本授業の目的およびねらい
テーマ:身のまわりの高分子材料など化学製品の秘密を探る 私たちの身の回りには、生活を豊かにする新素材や新材料が日々生み出されている。しか し、どのような工夫により開発されているか知らない場合が多い。このような材料は、自 然界に存在する構造をまねたり、材料が環境に与える影響なども考えられて開発されてい るなど、調べてみると面白いことに気がつく。このセミナーでは、グループ単位で、高分 子材料などを中心とした化学製品から対象を選び、さまざまな方向から分担して調査し、 調査結果をまとめ、発表を行い、議論し、報告書を作成し、これらの能力を身につける。
|
●履修条件あるいは関連する科目等
履修条件は特にありません。課題の内容上、化学(高分子化学や有機化学)に関する科目 と関連はあります。高校で習う化学の知識があるとより好ましいです。
|
●授業内容
1. 教員、TA、受講者の自己紹介とセミナーのテーマ、進め方の紹介 2. セミナーのテーマに関連する事項の紹介および導入 3. グループ分け、グループの課題選定、情報検索収集方法の紹介と計画 4. グループ打合せ、途中経過発表、発表方法と報告書の作成要領説明 5. 予備発表、課題調査 6. 課題調査とグループ討論 7. 中間報告会 8. 中間報告書の作成・提出と最終報告に向けてのグループ課題選定 9. グループ打合せ、途中経過発表 10. 予備発表、課題調査 11. 課題調査とグループ討論 12. 最終報告会 13. 最終報告書の作成・提出と今後の展望
|
●成績評価の方法
調査活動内容(25%)、報告書(25%)、発表(25%)、質疑応答および討論への 参加状況(25%)で評価します。
|
●教科書
使用しません。
|
●参考書
適宜紹介しますが、例えば、「わかる化学シリーズ7 高分子化学」齊藤勝裕、渥美みは る、2006(東京化学同人)、「化学ってそういうこと-夢が広がる分子の世界」日本 化学会編、2003(化学同人)、「CMをにぎわしたヒット商品」『化学』編集部編、 1997(化学同人)など。
|
●注意事項
調査活動、共同作業、グループ討論に積極的に参加するようにしましょう。 パソコンを用いたレポートの作成、プレゼンテーション(パワーポイント)を行います。
|
●本授業に関する参照Webページ
|
●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
身のまわりの製品や素材に興味のある人、またはこれから調べてみたいと思う人に向いて います。特に、私たちの生活を豊かにする製品の開発が、化学を利用してどのようになさ れているかいっしょに調べてみませんか。個性を生かして、積極的に取り組みましょう。
|