●本授業の目的およびねらい
原子・分子を取り扱う化学は、私たちの生活・社会と密接に関係しています。本講義では、物質のなりたちを化学の知識で理解し、それらを駆使して、「エネルギー」、「生命」、「環境」といった身の回りの重要な課題を考えます。それぞれの課題と原子・分子の化学との関わりを考えることを通して、社会と原子・分子の化学の関わりと面白さと本質を理解していきます。
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●履修条件あるいは関連する科目等
授業内容に興味がある学生
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●授業内容
本講義では、「エネルギー」、「生命」、「環境」といった身近な課題を理解するために、その中に横たわっている化学の原理と原子・分子からの物質のなりたちを学びます。
1 物質の基本構造となりたち(原子、分子、物質の分類となりたち)
2 物質の三態とふるまい(気体のふるまい、分子の挙動、液体と溶液)
3 化学反応(反応式、燃焼反応、酸化反応、還元反応)
4 身の回りの化学物質(有機化合物、セラミックス、金属)
5 エネルギーと化学(エネルギーとその変換、熱が関わる化学、電気化学)
6 生命の化学(生命を形作る物質、生命において見られる反応)
7 環境化学(大気、水圏、陸圏、環境問題と化学の役割)
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●成績評価の方法
小テスト(35%) リアクションペーパー(15%) レポート試験(50%)
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●教科書
岡野光俊著:化学のちから -生命・環境・エネルギーの理解のために-(裳華房)
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●参考書
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●注意事項
毎回、出席を兼ねたリアクションペーパーを課す。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
身の回りで活躍している化学の面白さを学び、その知識が活きる内容にしようと努力します。
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