2019年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20190033203

●科目区分
理系教養科目

●科目名
健康増進科学
●主担当教員名
島本 佳寿広

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅲ期
水・2
●対象学部




●本授業の目的およびねらい

本講義では,医学を専門としない学生に対し,医療の構造的歪み,生活習慣病,がん対策,病気の診断と治療,医療におけるデータの活用等に関する基本を学ぶ機会を与える。誤った情報が際限なく氾濫する時代にあって,科学的論理性のある健康増進・健康維持について理解を深めることを目的とする。

●履修条件あるいは関連する科目等

医学部生の受講は認めない。

●授業内容

5名の医学部保健学科教員によるオムニバス形式で、以下のようなテーマで講義を行う。

島本:医療保険制度の現状と問題点/疾病の予防と早期発見/生活習慣病/医療安全

小口:放射線生物学(なぜ放射線で癌が消えるのか)
   放射線治療技術学(どのようにして放射線で癌を治すのか)

礒田:磁気共鳴(MR)について

加藤:核医学の現状と将来展望
 
松井:データ科学駆動型の生命医科学

初回の授業で担当者のスケジュールを提示する。
医学的知識のない学生に配慮するが,テーマによってはやや難解な内容も含まれる。担当者ごとに小テストまたはレポートを課す。
レポートのテーマ,様式,提出期限の指示はそれぞれの担当者の指示に従うこと。レポート受理に教養教育院事務室の窓口横に設置されているレポート提出ボックスを利用する。提出期限過ぎのレポートは受理しないので,余裕を以て提出すこと。
なお,授業時間中の迷惑行為は厳禁。必要に応じて室外退去や受講許可取り消し措置を講ずる。

●成績評価の方法

平常点(小テストまたはレポートにより各担当者が授業回数X10点満点で採点)の合計が6割以上のものを合格とする。履修取り下げ制度を採用する。取り下げずに5回以上欠席するとFとなる。

●教科書

特に指定しない。

●参考書

特に指定しない。レポートを書くための資料収集は,図書館やインターネットの検索から必要な情報を取得する。

●注意事項

受講申請けだけで,履修取り下げもせず,一度も出席しない学生がいる。継続して出席する意志のないものは受講申請しないこと。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

平成30年度は受講者34名、そのうち、S4名、A7名、B10名、C7名、F6名でした。
毎年,メモ書きに等しいレポートや他人のレポートのコピペなど,全く学修する意欲が感じられない提出物を目にします。成績はそれぞれの教員の採点結果の合計で評価しており,皆出席でもFになることがあります。


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