●本授業の目的およびねらい
病気とは、なってから気を揉んだり、難しい治療を行ってもらうよりも、できるならそもそも病気にならない方が良い。これをまとめて「予防」と呼ぶ。病気を予防するためには、病気の本質を知る事と、健康増進のための知識を得る事が非常に重要となる。この講義では、特に泌尿器疾患、消化器癌、臓器移植医療、皮膚疾患に関する主たる病気とそれらの治療法と予防法について概説する。
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●履修条件あるいは関連する科目等
文系学部2年
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●授業内容
病気とは、なってから気を揉んだり、難しい治療を行ってもらうよりも、できるならそもそも病気にならない方が良い。これをまとめて「予防」と呼ぶ。病気を予防するためには、病気の本質を知る事と、健康増進のための知識を得る事が非常に重要となる。この講義では、特に泌尿器疾患、消化器癌、臓器移植医療、皮膚疾患に関する主たる病気とそれらの治療法、予防法について概説する。 泌尿器疾患については、高齢化社会と排尿の問題、泌尿器癌、ロボット手術と腎・尿路の再生に関して講義を行う。消化器癌については、癌の外科的治療をはじめとした治療法、医学・工学の連携と現代の外科手術に関して講義を行う。臓器移植医療については、肝移植を中心に講義を行う。皮膚疾患については、アトピー性皮膚炎、自己免疫疾患、皮膚がんの診断、予防と治療に関して講義を行う。
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●成績評価の方法
各講義終了後のレポートで、出欠確認と評価を行う。
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●教科書
特に指定はない。
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●参考書
特に指定はない。
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●注意事項
本授業科目は、実務経験のある教員(医師)が、その実務経験を活かして行う授業科目である。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
自分の健康は自分で守る。次に家族の健康を守ってあげる。これは非常に重要なことであるが、若くして病気知らずのうちは、ついつい忘れがちになる。つまり、健康的な生活や自分が住んでいる周りの優れた環境は無償で手に入れられるものと錯覚しがちであるが、実際はそうではない。病気というものは怖いもので、日頃からのしっかりとした医学知識の上で健康を保ち、病気を未然に予防する事は、「家庭医学」の観点から極めて重要なことである。 本講義を通して、健康の大切さと家庭医学の知識を学んで欲しい。
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