●本授業の目的およびねらい
多くのヒトの疾患は遺伝要因と環境要因の両者の関与により発症する。ヒトゲノムに存在する個人差が、ヒトの多様性を生むとともに疾患発症の素齢と因となっている。これら遺伝的背景に加えて、生活様式・食生活を含む環境要因が疾患の発症に大きく関わる。年共に増加する遺伝子のキズが癌の発症原因であるが、キズのできやすさは環境要因が大きく関わる。一方、外傷や感染症、ストレスのように遺伝要因よりも環境要因がより大きく関わる疾患も数多く存在する。本授業は、がん・感染症・脳神経・遺伝子・ストレス・食品という切り口から、各種疾患を遺伝と環境の相互作用として理解することを目的とする。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし
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●授業内容
現在以下のテーマの講義を予定している。医学系研究科の教員がオムニバス形式で講義する。 神経疾患の遺伝要因と環境要因/遺伝性疾患と遺伝子治療/酸化ストレス病態と水素と腸内細菌/病原体と感染症(ウイルス性疾患)/病原体と感染症(寄生虫・真性疾患)/病原体と感染症(細菌性疾患)/ネズミの脳とヒトの脳/脳と運動/ストレスと脳/食品と環境と発がん(1)(2)/くすりと健康
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●成績評価の方法
履修取り下げ届を提出する必要がある。出席およびレポート。各回あるいは担当者毎にレポートを提出(担当者の指示にしたがう)。提出されたレポートの内容をもって成績を決定する。ただし3回以上欠席したものは不合格とする。
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●教科書
なし
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●参考書
なし
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●注意事項
本授業科目は一部分を、実務経験のある教員(医師)が、その実務経験を活かして行う授業科目である。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
主に基礎医学系の広範な領域の講義を行うので、医学の基礎に興味のある学生を歓迎する。
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