●本授業の目的およびねらい
人間は地球というシステムで日々の生活を営んでいる.環境問題を考える場合,「地球上の自然環境がどの様に形成,維持されているのか?」,「人為的行為が環境にどの様な負荷を与え,どの様に対処すべきなのか?」という2つの視点が必要である.本講義では,地球を構成する気圏、水圏、地圏と人間を含む生物圏の相互作用を通して,この2つの視点から環境問題をとらえ,人間社会のあり方を各自で考察する事を目的とする.それぞれの「視点」でのねらいは,以下の通りである.1)地球上の自然環境がどの様に形成,維持されているのか?2)人間活動は土壌圏にどのような負荷を与えているか?
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●履修条件あるいは関連する科目等
なし
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●授業内容
下記は授業を箇条書きで整理したものであり,必ずしも毎回の講義内容と対応はしない. 1)地球大気の成り立ちと二酸化炭素問題 2)大気汚染問題 3)原発事故と放射能汚染問題 4)地球上の水・エネルギー・CO2 の循環 5)森林の役割と土地利用変化の影響 6)大気循環と越境環境問題(1) 7)大気循環と越境環境問題(2) 8)文明と土壌 9)近代史に見る土壌汚染(酸性雨,重金属汚染) 10)農場と土壌環境問題 11)地球温暖化と土壌 12)成長の限界を考える 13)試験および講評・解説等
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●成績評価の方法
期末試験(最終授業時間に実施)80% レポート(各教員の最終回に課題を指示)20% 授業への取組状況を加味する場合もある.定期試験を受験しない者は,欠席扱いとする.
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●教科書
なし
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●参考書
ジム・ラブロック著 地球生命圏 ガイアの科学 工作舎 ISBN-10: 4875020988 ドネラ・Hほか著 成長の限界 人類の選択 ダイヤモンド社 ISBN-10: 4478871051 ヴァーノン・ギル・カーター、トム・デール 著 土と文明 家の光協会 ISBN-10: 4259544683
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●注意事項
私語は慎む. 携帯電話の電源は切って受講のこと.
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
講義で聞く内容を頭から本当のことだと信じるのではなく, (1)本当なんだろうか? (2)何故そのようなことになるのだろうか? と,常に疑問を持ちながら主体性を持って受講して下さい.
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