●本授業の目的およびねらい
本授業では、グローバル化時代の国際社会を「国際通商とビジネスをめぐる法と政治」の観点から考える。TPP、日EU・EPA、米中貿易戦争、サプライチェーン、SDGs等の用語を聞いたことがあるだろう。本授業では、通商とビジネスを考える上で必要な制度や政治の基礎を扱う。国家や企業はどのように制度作りに関わるだろうか。また、制度を使って国家や企業はどのように行動するだろうか。さらに、国家と企業の相互関係を知り、通商戦略が国家だけのものではなく、私人である企業が通商戦略のデザインにどのように関わることができるのかを考える。
|
●履修条件あるいは関連する科目等
特になし
|
●授業内容
講義の前半は、国家の目線で、講義の後半は、企業の目線で捉える。 前半で扱う内容は、具体的には、日本・米国・EU・アジアの諸外国はどのような通商戦略を考えているのかを知るために、例えば、「TPPの漂流からTPP11へ」「WTOの弱体化」「トランプ政権と通商問題」「米中貿易戦争」「日EU・EPAの争点」等をテーマとして扱う。 後半で扱う内容は、企業やビジネス業界等の私人が国家にどのような通商戦略を求めているのかを知るために、「企業と通商紛争」「サプライチェーン規制」「途上国におけるビジネス」「SDGsの実現にむけたビジネス」等のテーマを扱う。
|
●成績評価の方法
小テスト20点分と、期末試験80点分の合計で評価する。 学期途中で履修の意思がなくなった場合、履修取り下げ届を提出する必要がある。
|
●教科書
教科書は指定しない。 適宜、リーディングや新聞記事を配布する。
|
●参考書
|
●注意事項
|
●本授業に関する参照Webページ
|
●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
現在の複雑な通商秩序を理解し、将来は企業人としてビジネスに関わってみたい人にお勧めです。
|