●本授業の目的およびねらい
人間は他者や社会といった身の回りの環境から常に何らかの影響を受け生活している。本授業では, 人間が環境を知覚するしくみ, 人間が環境から受ける影響, 人間から環境への働きかけなど, 人間と環境という幅広いテーマについて心理学的に理解することを目指す。また, これらの学習を通して, 数量的データに対する客観的な判断力や思考力を涵養することも目的とする。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。
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●授業内容
1.ガイダンス:心理学の研究方法と心理統計学の基礎 2.知覚心理学:ヒトの感覚・知覚の特徴 3.学習心理学:古典的条件づけ 4.学習心理学:オペラント条件づけ 5.認知心理学:記憶 6.認知心理学:思考 7.教育心理学:動機づけ 8.教育心理学:学級集団の特徴と教師の影響 9.教育心理学:障害児(者)への支援 10. 性格心理学:類型論と特性論、血液型をめぐる議論 11.感情心理学:情動の理論、表情と感情、気分と認知 12.生理心理学:自律神経系の反応(ポリグラフ) 13.生理心理学:睡眠 14.生理心理学:ストレス反応とコーピング 15.まとめと評価
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●成績評価の方法
期末試験(6割)および小レポート(4割)で総合評価をする。履修取り下げにあたり,履修取り下げ届を必要としない。期末試験を受験しなかった場合の評価は『欠席』とし, 小レポートの未提出や出席日数不足の場合には期末試験を受験しても『F』にする。
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●教科書
特に指定しない。必要に応じて資料を配布する。
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●参考書
授業中に適宜紹介する。
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●注意事項
授業中に配布される資料などを用いて授業内容の復習をするとともに,参考書などの該当箇所を読み理解を深め,小レポートの執筆に能動的に備えること。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
心理学が扱うテーマは実際に体験してみると分かりやすいことが多い。心理学の理解を深めるためには, 調査や実験を実際に体験することがとても役に立つ。そのため本授業では可能な限り調査や実験の疑似的な経験ができるように努めたい。
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