●本授業の目的およびねらい
経営学は極めて実践的で、いかに利益を上げるのかを追究する学問であるかのように思われている。しかし、企業の経営を学ぶとは、どのようにして人々が協力しながら物事をうまく達成するのかを探究することである。換言すれば、協働のあり方を考える学問であり、マネジメントとは教養である。本授業では、(1)企業経営についての基礎的な理論を理解する、(2)現実の企業経営の事例を通じて、組織や経営戦略などに関する基本的な考え方を理解する、(3)これらを基礎に俯瞰的な思考力を養うことを目的とする。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし
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●授業内容
経営学は、企業の経営活動を対象として、協働体系としての組織のあり方や市場環境への対応のあり方を解明する学問である。本授業では、企業経営の基本的な知識を学ぶとともに、市場環境の変化に積極的に対応していく経営者の主体的意思決定について考える。具体的には、以下の内容について講義する。
1 経営学を学ぶ意義とは
2 顧客価値の創造
3 株式会社とは何か
4 企業と金融資本市場
5 経営戦略とは何か
6 企業の差別化戦略
7 モチベーションとインセンティブ
8 組織における意思決定
9.リーダーシップの理論
10.組織文化と組織変革
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●成績評価の方法
定期試験(80%)と出席点(20%)によって評価を行う。履修取り下げ制度を採用する。
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●教科書
加護野忠男・吉村典久(編著)『1からの経営学(第2版)』中央経済社
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●参考書
その都度指示する。
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●注意事項
授業中の私語、居眠りは厳禁とする。毎回出席をとるので、無断欠席も厳禁とする。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
授業ではディスカッションも行うので、受講に当たっては、積極的な態度が望まれる。事前に参考文献を読んだり、関連する資料を調べるなどの準備が必要である。
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