●本授業の目的およびねらい
いろいろなことを覚えたり,その逆に忘れてしまったりと,記憶というものは,われわれにとって非常に身近なものであるが,その特徴や性質については,意外と正しく理解されていないものでもある.本講義では,授業中に扱う記憶にまつわるさまざまな現象を通して,「記憶が人間の行動にどのような影響を及ぼすのか」,「人間の心とはどういったものなのか」などについて,認知心理学的な視点,および,論理的・批判的な視点から考えることを目的とし,知識のみならず,それらの視点を身につけることをすることを目標とする.
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし
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●授業内容
1.記憶の不思議な仕組み 2.人間の能力の不思議 3.忘れることと思い出せないこと 4.記憶喪失と多重人格 5.記憶力をアップする具体的な方法
参考文献は,必要に応じて授業で紹介するので,それらと授業時に配付するプリントを参照しながら,授業の予習・復習を行うこと.
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●成績評価の方法
期末レポートの成績と,出席状況およびその他(小レポートの提出や実験・調査への参加)を総合して,成績を評価する(レポート=40点,出席=30点,その他=30点).なお,3分の1以上の欠席は「欠席」とする.また,履修取り下げ制度を採用する.
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●教科書
特に指定しない.適宜資料を配布する.
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●参考書
授業中に,適宜,紹介する.
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●注意事項
心理学の重要な研究法として実験や調査があり,授業でもしばしば触れることとなる. 実際に実験や調査を体験することはこのような心理学の研究法の理解にとって重要なことであり,参加依頼をすることがある.
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
なし
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