●本授業の目的およびねらい
「文化」ということばで私たちが思い浮かべる事柄は人によってさまざまでしょう。「文化」と呼ばれる事柄が成り立つためには人間が何かを表現していなければなりません。人間が表現したものが「表象」と呼ばれるもので、「表象」は常に文化と結びついています。この授業では表象を成り立たせている多様性を、主に西ヨーロッパ文化圏の事例を中心に声や紙などの表現媒体から紹介し、それらがどのような特徴を持っているのか理解することを目的としています。
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●履修条件あるいは関連する科目等
文学、社会学、比較文化論、哲学
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●授業内容
授業は講義形式で、次のような構成で行う。各パートが講義の1回分に厳密に相当するわけではありません。
1.声の文化と文字の文化 2.文字の誕生 3.文字の文化の表現媒体 4.書物の誕生とその変遷 5.印刷技術の誕生 6.インキュナビュラの書物 7.書物のデジタル化
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●成績評価の方法
授業への出席を前提に、期末に課すレポート試験で評価する。
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●教科書
特に指定しない。講義ごとに資料を配付する。
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●参考書
必要に応じて授業の中で紹介する。
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●注意事項
資料の配布などはNUCTを利用して行います。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
さまざまな時代におけるさまざまな表象の形態を紹介して、受講者が講義内容のどこかに興味を持つことができるようにしたいと思っています。そして、そこで芽生えた興味を期末のレポートの作成を通じて深めてもらいたいと考えています。
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