●本授業の目的およびねらい
ヨーロッパ近代哲学での人間存在に関する様々な理論を学ぶことにより、哲学的思考方法を身につけると共に、ヨーロッパの人間観とわれわれ日本人、ないしは東洋人の人間観との異同を自覚すると共に、自らの文化とは異なる人間観への理解の姿勢を培うことを目的とする。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特にない
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●授業内容
20世紀の哲学者、マックス・シェーラーの『宇宙における人間の位置』、ヘルムート・プレスナーの『有機物の諸段階と人間―哲学的人間学入門』、アルノルト・ゲーレンの『人間―その本性および自然界における位置 』、そしてミヒャエル・ラントマン、エーリッヒ・ロータッカー、さらには、アドルフ・ポルトマン『人間はどこまで動物か――新しい人間像のために』らの人間学をそれぞれ、紹介すると共に、人間の存在を「死への存在」と位置づけたマルティン・ハイデガーの『存在と時間』の人間存在に関する哲学を検討する。
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●成績評価の方法
しっかり授業に出席することを前提に、成績評価は期末試験の成績で評価する。
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●教科書
なし
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●参考書
授業時間中に適宜紹介する。
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●注意事項
ノートはしっかりとること。私語は厳禁する。授業中の私語は、授業妨害であるから厳しく処分する。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
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